*

【報告】上映会「『標的の村』in キタナラ」に行ってきました!

公開日: : 最終更新日:2014/06/18 お知らせ, ごまめのはぎしり

【報告】上映会「『標的の村』in キタナラ」に行ってきました!

「憲法を考える映画の会」の準備会メンバーで「憲法を考える映画のリスト」のレイアウトを担当しているA.I.さんたちが千葉で開いた上映会に行ってきました。

上映会「『標的の村』in キタナラ」はこちら

住宅街の中、幼稚会の隣の民家のはなれという不思議な会場でしたが、

定員25人のところ40人はいらっしゃたでしょうか、盛況でした。

標的の村in キタナラ

学生さんらしき若い人も子どもも、また沖縄の高江です割り込みに参加してきた人たちもいて、今回の映画『標的の村』の内容さながらの、しっかりと地に根を下ろして生活の中で活動をいる人たちがやっている会というような印象を受けました。

6月21日「憲法を考える映画の会 ちいさな映画会 」で『ラブ沖縄@辺野古・高江・普天間』を上映するのと合わせて、この上映会は「沖縄の基地闘争を考える連動企画」と位置づけました。

「憲法を考える映画の会 ちいさな映画会 」はこちら

『ラブ沖縄@辺野古・高江・普天間』はこちら

守備軍全滅9万人戦死、沖縄の住民は4人に一人が亡くなった(死者10万人)といわれる沖縄戦終結の日6月23日を前に、
また辺野古の強行着工が目前に狙われているいま、
そして「集団的自衛権」行使容認の策動と解釈憲法の問題が迫っているいま、沖縄の基地に対するたたかいがどのようなものであったかをもう一度学ぼうという連動企画です。

映画『標的の村』はいろいろなものを考えさせる内容を含んでいていろんなことを感じさせられました。
映画「標的の村」の解説はこちら
・ヘリパット建設に反対している人たちが守ろうとしている生活と豊かな時間
・基地建設に反対して座り込みをしただけで国が国民を被告として裁判にかけるというこの国の現実
・ベトナム戦争当時「ベトナム村」として高江の住民がゲリラ役にかり出されていた。それはいまも高江を「標的の村」と想定して訓練ヘリの攻撃目標とされていること
・そこに危険な軍用機オスプレイが強行配備される。
・オスプレイ配備そのものがいまの沖縄の基地問題、普天間、辺野古、高江問題の中で既成事実化として進められる。
・情報を隠し、説明をせずに逃げる国家、普天間封鎖の住民の運動をまともに伝えようとしなかったメディア(琉球朝日放送は別と思いますが)

等々。

なかでも反対運動の表明としてその非暴力の直接行動である座り込みをしただけで裁判の被告、犯罪者としようとする国家権力のやっていることは、デモで声を上げただけで逮捕するとか、扇動や教唆の疑いがあると言うだけで刑務所に送れるとする秘密保護法にも通じて、この国が一貫してやってきた、そして安倍政権でとくにひどくなっている「国民の声を聞こうとしない」「市民にのこされた運動を抑え込んで、自分たちに反対する市民を抑え込んで、思いのままをやろうとする」安倍政権の態度・姿勢につながるものです。

とくにスラップ裁判(権力を持つ国や自治体、大企業が反対の声を上げた個人を訴えること、アメリカでは多くの週で禁止している)
私たちももっと調べて、学んで、そうしたことを起こしてはいけないともっと訴えていきたい、と準備会のメンバーでも話しました。

この先、どうしていったらいいか、沖縄の基地に対するたたかいは,自分たちにも当事者として関わってくるものだという思いで、「沖縄基地闘争連動企画」としてひきつづき考えていきたいと思います。

上映会「『標的の村』in キタナラ」のみなさんありがとうございました。

6月21日14時〜16時半 東京体育館第4会議室(千駄ヶ谷駅2分)
映画「『ラブ沖縄@辺野古・高江・普天間』にもぜひいらっしゃって下さい。

 

 

ad

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

関連記事

9条の会

【報告】「九条の会発足10周年講演会『集団的自衛権と憲法9条』に行って聞いてきました。その2

【報告】「九条の会発足10周年講演会『集団的自衛権と憲法9条』に行って聞いてきました。その2[その1

記事を読む

軍隊を捨てた国オモテ

【更新】軍隊をすてた国

映画『軍隊をすてた国』のご案内 久々に「憲法を考える映画」らしい映画のご案内ができます。 軍

記事を読む

v65oai7fxn47qv9nectx-1

Twitterはじめました。

  「戦争を考える映画」のTwitterをはじめました。主に更新情報などを発信してい

記事を読む

第25回憲法映画祭160501 オモテ

憲法映画祭2016 5月1日

憲法映画祭2016   と き:2016年5月1日(日)11時〜19時 ところ:東京体

記事を読む

shirouo

【更新】「シロウオ 原発立地を断念させた町」を追加

第12回上映会参加者の方からのご紹介で「原発を考える映画」に「シロウオ」を追加致しました。

記事を読む

main

【更新】『消えた画 クメール・ルージュの真実』を作品紹介にアップしました。

【更新】『消えた画 クメール・ルージュの真実』を作品紹介にアップしました。 プノンペンの戦

記事を読む

no image

「ハーツ・アンド・マインズ」上映会 きょうです!

11月28日憲法を考える映画の会は「ハーツ・アンド・マインズ」です。 日時:11月28日(土)13

記事を読む

第55回「アフガニスタン 用水路が運ぶ恵みと平和」20200211入稿時原稿

映画『アフガニスタン 用水路が運ぶ恵みと平和』

アフガニスタン 用水路が運ぶ恵みと平和 【上映会情報】 2020年2月11日(火

記事を読む

fal

【更新】「ファルージャ」「ヒバクシャ」の 2作品を追加

◆パレスチナ・イラクの戦争を考える2作品の「ファルージャ」「ヒバクシャ」を掲載しました。

記事を読む

煙突屋ペロー

影絵アニメーション映画『煙突屋ペロー』アップしました。

影絵アニメーション映画『煙突屋ペロー』アップしました。 1930年、日本が戦争に向かう時代に若

記事を読む

ad

ad


第85回「レーン宮沢事件」案内チラシ案(2025年10月26日入稿原稿)
第85回憲法を考える映画の会『レーン・宮沢事件 もうひとつの12月8日』

第84回憲法を考える映画の会 『レーン・宮沢事件 もうひとつの12月

流血の記録砂川
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (71) 「砂川闘争50周年記念映画と証言のつどい」

憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (71) 『砂川闘争の映画会な

ヒトラー・カンタータ
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (71) 東京国際映画祭『ヒトラー・カンタータ』

憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (71) 「東京国際映画祭『ヒ

岐阜中津川映画祭 シネマジャンボリー 2011
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (70) 『岐阜中津川映画祭 シネマジャンボリー 2005』

憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (70) 『岐阜中津川映画祭

山形国際ドキュメンタリー映画祭2005
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (69) 『山形国際ドキュメンタリー映画祭(2005年10月7日~13日)』

憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (69) 「山形国際ドキュメン

世紀の冤罪 ドミニシ事件
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (68) 『世紀の冤罪 ドミニシ事件』

憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (68) 『世紀の冤罪 ドミニ

→もっと見る

PAGE TOP ↑