「憲法を考える映画の会」および「憲法映画祭2020」の中止・延期のお知らせ
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「憲法を考える映画」について, お知らせ, 上映会
「憲法を考える映画の会」および「憲法映画祭2020」の中止・延期のお知らせ
みなさまには大変お世話になっております。
4月29日(休)に予定しておりました「第56回憲法を考える映画の会」を中止、
5月17日の「憲法映画祭2020」を延期させていただきます。
再開の見込みは今のところ立っていませんが、
情勢を見て確実な計画が立てられる時になりましたら、またあらためてお知らせします。
思い起こせば、私たちが第1回の「憲法を考える映画の会」を始めたのは、ちょうど7年前の2013年4月のことです。
安倍政権ができて、「憲法を変えること」をあらためて言い出したことをきっかけに、何とかそれを止めさせたい、
自分たちのできることから始めようと、この会を始めました。
ところがこの安倍政権の7年間の間に、
「秘密保護法」「安保法制」「共謀罪法」など実質的に憲法解釈を変えてしまう暴挙によって次々と押し切られてしまいました。
さらに「森友」「加計」「桜を見る会」をはじめとする数々の政治汚職、国会無視、三権分立破壊の政治がまかり通っていて、
自民党政権自体が政治を壊し、民主主義を壊し、文化を壊し、科学を壊し、憲法そのものを壊していくことをどうしても許すことができません。
加えて今回、その必要もないにもかかわらず「緊急事態宣言」を新型インフルエンザ特措法改定の中に十分な討議もせずに、
ほぼ与野党一致で盛り込んだ今の情況は、アベ改憲4項目の眼目である「緊急事態条項(対応)」の先取りであり、
安保法制同様、改憲の既成事実化をねらってコロナ感染を利用するものと思えてなりません。
その後のコロナ感染対策の迷走はさらに目に余るものがあります。
この最も肝心な時期にそのことを問題にする場をもてないことが残念ですが、
中止・中断の間にも活動は続け、自分たち自身の声を上げていく力を蓄えていきたいと考えておきたいと思っています。
「人が集まるのが、最も危険」「手を取り合う」ことができない、
私たちがこれまでめざしてきたことと真っ向から反するような今の情況ですが、
私たちはこの間に、人が集まり、それぞれ話し合って、
意見を共にできる場を拡げていくのにはどうしたら良いか、考えていこうと思っています。
ご意見やお考えがありましたら、お寄せください。どうぞよろしくおねがいします。
【この間に、進めたいと思うこと】
1) 「憲法の映画を地域で、地方で」
・ これまで映画の会に参加された方やご連絡いただいた方々とともに、ちいさくても映画を見て話し合う場をあちこちに作っていくための準備とその実現を進めていきます。
・ 上映できる映画のリストを作っていきます。
・ 自分たちの上映会をより効果的に継続して続けられるように、「上映会の作り方」「宣伝の仕方」「連絡の取り方」「運営の仕方」「会計の採算性」などを検討し、上映会をやろうと考える人にも役立つようなものにしていきたいと思います。
2) 自分たちで上映できる映画、映像作品を見つけ、拡げていきます。
「テレビドキュメンタリー番組を教育の場で」
・ テレビドキュメンタリー番組の中には、過去の放送作品でも、いまを考える優れた作品がたくさんあります。それらを見つけ出し、リストにし、テレビ局やその作り手の方々と交渉し、大学をはじめとする教育の場などで上映公開出来るようにします。
「市民の視点から、多くの人が見る機会が無かった優れた作品を探し上映します」
・ 市民の視点から、市民の活動を中心にした国内・海外の作品を探し、自分たちの手でも上映できるようにします。
・ 劇映画、ドキュメンタリー映画に限らず、過去に作られ上映された作品で多くの人が見る機会が無かった作品の中から、私たちのテーマである「憲法」「戦争(反戦)」「民主主義」「基本的人権」「歴史認識」「ジャーナリズム」と言ったテーマの優れた作品を探し、上映できるようにします。
・ 自分たちで、あるいは映画を作ろうとしている人たちと組んで、新しい作品制作の機会をつくります。
手分けして、分担して、少しずつ進めていけることがたくさんあると思います。
ご関心のある方はどうぞ、お声がけください。ご紹介や提案があれば、お知らせください。
今まで、いただいたお便りやご連絡にも返事せず失礼してしまったこともありましたが、これからは、いっしょに作り上げていく新しく関係をめざしたいと思います。
どうぞよろしくおねがいします。
憲法を考える映画の会
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