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第78回憲法を考える映画の会『琉球弧を戦場にするな』

第78回憲法を考える映画の会『琉球弧を戦場にするな』

第78回「琉球弧を戦場にするな」20241014案内チラシ(オモテ)

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第78回 憲法を考える映画の会

日時:20241014日(休月)13時半〜16時半
会場:文京区民センターA会議室
プログラム
13
30〜1340 この映画について説明
13
45〜1440 映画琉球弧を戦場にするな』上映(55
1
4501550 影山あさ子監督のお話
藤本幸久監督に代わって、影山監督にお話いただきます。
「お話」の中にOne Shot One Killからなどの追加映像上映を含みます。
         参加費:一般 1000円 若者 無料
(当日、会場でお支払いください。予約不要でどなたでも参加できます)
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上映会案内チラシのダウンロードはこちらから

チラシ送り状および「あとおいニュース」のPDFはこちらから

手元資料のダウンロードはこちらから

手元資料追補「東西冷戦後の日米安保年表」pdfのダウンロードはこちらから

映画琉球弧を戦場にするな

琉球弧を戦場にするな!

昨年12月に沖縄で起きた米兵の少女暴行事件を、政府、外務省は3ヶ月以上沖縄県に報告しませんでした。6月には県議会議員選挙があり、それへの影響を考えて隠蔽していたとされています。「日本政府は国民の人権、生命財産よりも、政局を優先して隠蔽(いんぺい)したのか、と勘繰りたくなるタイミングで明らかになった」(前泊博盛沖縄国際大教授=東京新聞2024年6月27日)このような隠蔽を続けている政府にこの上ない不信と憤りを感じます。

与那国島では、2016年、陸上自衛隊与那国駐屯地を新設しましたが、去年5月、100人規模のミサイル部隊の配備計画が持ち込まれ、2025年中にそのための土地収用が予定されています。
「最初は沿岸監視部隊の配備だけという説明だった。島は翻弄(ほんろう)されている。国は詐欺師のようで不信感しかない」(与那国町議会議長の崎元俊男さん=東京新聞2024年7月2日)。

このような国や防衛省の虚偽と言い逃れ、一方的で横暴な施策が、南西諸島の自衛隊基地建設、ミサイル配備をめぐっては繰り返され、不信感に満ちているのだと思われます。それらの一つ一つが戦争への道を実現するためのものであるにもかかわらず、本土のメディアは満足な報道もしないと言われています。その間にも自衛隊基地の建設と配備が着々と進められ「戦争への道」をひた走り走っています。

 【映画の解説】
台湾のすぐ東、与那国島から、石垣島、宮古島、沖縄島、奄美群島、屋久島、種子島、馬毛島までの琉球弧がアメリカのための戦争基地とされ、戦争を回避する外交ではなく、戦争をするための戦争を想定した、島々を戦場にする準備が進んでいる。
戦争の危機が迫れば島に暮らす人々は島外避難をさせられる。核兵器が存在し、大量の航空機やミサイル、それにドローンが飛び交う現代の戦争においてまったく非現実的な対上陸作戦などの「実践演習」まで行っている。
それは、危機をあおり、アメリカという軍産複合国家を維持するためのイデオロギー攻撃に他ならない。日本政府はアメリカの圧力に屈し国会討議も行わずいきなり防衛費のGDP2%予算化を実現した。島に住む人びとは生存権をかけて闘い続けている。(ウエッブ・アフガン「世界の声」『琉球弧を戦場にするな』解説より

 

南西諸島のミサイル基地建設の実態を伝える映画はこれまでもいろいろな形で作られてきました。
最近作では湯本雅典監督の『ミサイル基地がやってきた 島に生きる』(シネマDE憲法2024年4月5日https://www.jicl.jp/articles/cinema_20240405.html)、三上智恵監督の『戦雲(いくさふむ)』(シネマDE憲法2024年5月17日https://www.jicl.jp/articles/cinema_20240405.html)などがあります。それぞれに自衛隊基地建設やミサイル配備に反対し、闘っている市民の闘う姿が描かれています。

この『琉球弧を戦場にするな』は、2004年から辺野古、高江の基地建設に反対する闘う人たちの姿をその現場で撮り続けてきた藤本幸久監督、影山あさ子監督(森の映画社)の最新作です。
作品の特徴のひとつは、それぞれの基地で闘う市民の視点から捉えているだけでなく、そうした基地建設を強行している防衛省、自衛隊、政府あるいは米軍やアメリカ大使館がどのようなことを言っているか、基地の中に入り込んで取材しているところにあります。防衛大臣や米軍の司令官、自衛隊の「指令」、与那国島を訪れた駐日大使にインタビューし、こうした基地建設が、何を、どのような軍事的状況を目指して進められているのか、彼らの言葉によって明らかにしています。
また、戦争の「実行」のために、日米合同演習等の訓練がどのように行われているのかをも、生々しい現場の取材によって明らかにして、戦争がもうそこまで来ていると言う実感をあらためて与えてくれます。
加えて有事を想定した避難訓練や、駐屯地開設記念行事での模擬訓練を市民に披露して「基地建設などの施策によって、戦争の『備え』をしなければならない」と戦争の危機を煽って、軍事基地建設もやむを得ないと言った気持ちに人々をさせている側面も捉えています。

この映画を見ていくにしたがって、いま南西諸島で進められている「戦争の準備」にあらためて驚き、自分が何も知らないでいたこと、あるいは知ろうとしていなかったことに気付きます。そしてそうしている間にも、基地の建設やミサイルの搬入が着々と進み、戦争の準備がすすめられていることを痛感します。
何でこのようなことが許されているのか、その奥にあるものは何なのかを整理して、きちんと知らねばならないと思います。この「戦争をする国」をつくるための政策、法制化はどのように進められてきたか、中国封じ込め戦略・日米共同軍事行動のねらいはどこにあるのか、また「戦争を煽る」政策、ここで起きていることを、国民に知らそうとしないメディアの問題など、つぎつぎと「どうして」と知りたいことがわき出してきます。

この南西諸島のミサイル基地建設、戦争の準備のさまざまな側面を、時間軸でとらえ、その総体、全体の姿を把握し明らかにしたいと思います。多くの人たちに、琉球弧に起きている「戦争の危険」を、どのように知らせ、自分たちの問題として考えるにはどうしたら良いか考えなくてはと思うのです。

「大手メディアが伝えないから私たちがやるしかない」監督の影山さんは訴えています。「戦争を止めるのは、戦争が始まる前、今しかありません。そして戦争を止めるのは、本気の意思と行動です。市民一人ひとりの行動が、未来を救う希望です。この希望を大きなものに変えていくためにこの作品を作りました。是非、上映会を開いて皆さん自身が「伝える人」になってください。心からお願いします。」(映画案内チラシより)

それに答えて、私たちも知らせていく、広げていく、そして自分のものにしていく努力をしたいと思います。
沖縄島うるま市陸上自衛隊勝連分屯地前で自衛隊車輌を止める運動に声をあげていた具志堅隆松さんの叫び、「自衛隊の車は通しません。戦争への道はあけません。道をあけることは、日本を戦争に向かわせることです。自衛隊のみなさん、アメリカのために戦争をしないで下さい。」の声がずっと耳に残ります。

【製作スタッフ】

監督:藤本幸久 ・ 影山あさ子
撮影:中井信介
製作・著作:森の映画社
2024年5月制作/55分/ドキュメンタリー/日本映画

【上映問合せ先など】
申込み・連絡先:森の映画社札幌編集室
・morinoeigasha@gmail.com
・電話・FAX: 011-206-4570
・住所:〒004-0004 北海道札幌市厚別東4条8丁目17-12 2階

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