自主制作・上映映画見本市#3
自主制作・上映映画見本市#3
と き:2020年1月13日(休・成人の日)(9:30—21:00 開場9:00)
ところ:文京区民センター3A会議室(地下鉄春日駅2分・後楽園駅5分)第1回、第2回と同じ会場です。
プログラム:
09:00 開場予定
09:30〜10:40 「陸軍前橋飛行場 私たちの村も戦場だった」69分
11:00〜12:30 「靖国・地霊・天皇」 90分
13:00〜15:00 「憲法を武器として 恵庭事件 知られざる50年目の真実」110分
15:00〜15:50 恵庭事件弁護団 内藤功弁護士のお話
15:50〜16:50 「9条を抱きしめて」50分
17:00〜17:40 「反戦を唱う女たち」33分
18:00〜19:10 「裁判所前の男」65分
19:30〜20:45 「選挙が生まれる 長野と群馬の挑戦」71分
21:00 閉場予定
参加費:1日券・1回券共通1000円均一 学生・500円
【作品解説】
09:30〜10:40
「陸軍前橋飛行場 私たちの村も戦場だった」69分
2018年制作 69分 飯塚俊雄 監督 配給:アムール 027-231-4168
太平洋戦争末期に群馬県の旧群馬町(現・高崎市)に急造された陸軍前橋飛行場に関する記録や証言をたどり、戦後70年以上がたち風化しつつある戦争体験を現代に伝えていく。太平洋戦争のさなか、群馬県の中央部に作られた前橋飛行場だったが、利用されたのは敗戦までのわずか1年だった。建設のため田畑が強制買収され、地域の人々が駆り出され、そして完成した飛行場から訓練された若者たちが戦場に飛び立っていった。戦時中の村人の苦痛や忍耐生活を記録した「村日記」を今に伝える住谷佳禹さんをはじめ、当時を知る人々の証言を丹念に収録した。
11:00〜12:30
「靖国・地霊・天皇」 90分
2014年制作 90分 大浦信行監督 配給:ハイクロスシネマトグラフィ 03-6459-2546
歴史認識やA級戦犯合祀、首相参拝などで常に政治的な問題にも発展する靖国神社について、異なる意見をもつ人々の意見を交えながら、地下に眠る246万余りの戦没者の霊の声に耳を傾けることで、思想やイデオロギーを超えた観点から靖国とは何かを考察するドキュメンタリー。
合祀撤廃、政教分離を訴えた「ノー!ハプサ(NO!合祀)訴訟」でも弁護人を務める大口昭彦氏と、右派陣営の代理人弁護士として、歴史認識問題や靖国問題、政治思想をめぐる事件を数多く手がける徳永信一氏が、それぞれの「靖国への思い」を語る。
13:00〜15:00
「憲法を武器として 恵庭事件 知られざる50年目の真実」110分
2017年制作 110分 稲塚秀孝監督 配給:タキオンジャパン 090-3433-6644
恵庭事件は1962年、北海道恵庭町自衛隊島松演習場近くで酪農を営む野崎牧場の兄弟が自衛隊の通信線を切断したことに始まる。
それは長年、戦闘機や大砲の騒音被害を受け、牛の乳量が落ち、家庭の健康が損なわれ、約束が守られなかったことから、やむにやまれぬ実力行使だった。しかし、国(検察)は、自衛隊法121条「防衛の用に供するもの」違反事件で起訴、「自衛隊の公然化」を国民に突きつけるものとなった。映画は事件と裁判の経過がどのようなものであったか、再現によって描き、今、自衛隊と日本国憲法を問う。
15:00〜15:50 恵庭事件弁護団 内藤功弁護士のお話
2013年制作 50分中川一郎監督 配給:平塚淳次郞 0797-72-7550
アレン・ネルソンさんは1947年にニューヨーク州のブルックリンで生まれ、貧困生活から逃れようと18歳で海兵隊に入隊。沖縄での訓練を経て、1966年19歳でベトナムの最前線に派遣された。
過酷な戦場を生き延びたネルソンさんは、戦争の恐ろしさを、そして憲法9条の大切さを、心をこめて私たちに語り続けた。戦争という殺戮に関わった一人として、戦争や暴力の恐ろしさを訴え、人間が平和に生きていくための道筋を、優しくも力強く語りかけています。
17:00〜17:40
「反戦を唱う女たち」33分
1988年制作 33分清水千恵子監督配給:0H企画 03-3309-6107
肩ひじはらずに、いまいるところから、語りつなごう!「平和のために訴える」「戦争への道を許さない女たちの連絡会」の渋谷駅頭・反戦マラソン演説会のドキュメント。
「現代の政治の混濁、この腐敗に対してノーと言い続ける勇気をここで新たに確認したいと思います」(澤地久枝)「私が恐ろしいと思うのは私の知らないうちに戦争が始まっていた、わからないうちに戦争は始まるんですね」(戸川昌子)「目や耳をふさがれて、戦争に総動員されていった、あの歴史の教訓を広く呼び起こし、この道を何としても押し返してゆくために力を合わせたいと思います」(加瀬さつき)
18:00〜19:10
「裁判所前の男」65分
2015年制作 65分松原明監督配給:ビデオプレス 03-3530-8588
裁判所批判を続ける大髙正二さんのドキュメンタリー。2007年から2013年までの7年間を記録。
「裁判官の数を増やせ」など、ごくまっとうの訴えを裁判所前で連日行った大髙さんは、裁判所内にカメラ付き携帯を持ち込んだことを理由に強制退去させられ、その時に守衛を殴ったという理由で逮捕され、3年近く勾留されました。
国家権力が「もの言う人間」をひねりつぶそうとしたのです。秘蔵映像を通して、知られることのなかった裁判所の闇が浮かび上がります。
19:30〜20:45
「選挙が生まれる 長野と群馬の挑戦」71分
2016年制作71分湯本雅典監督配給:湯本雅典 090-6039-6748
2015年9月、集団的自衛権の行使容認を含む「安全保障関連法」が成立した。その後、全国で同法を廃止させるために、野党は共闘して国政選挙を闘おうという声が上がり始めた。熊本県では早々と2016年夏の参議院選挙区のや党候補一本化が実現した。しかし外の選挙区ではなかなか候補者の一本化が進まず、時間だけが過ぎていった。2016年参議院選挙、長野・群馬の野党共闘の記録。2016年夏の参議院選挙の地方区一人区では、32選挙区すべてで野党統一候補が実現し、11選挙区で勝利した。結果的に憲法改正発議に必要な3分の2議席は「改憲派」に握られてしまったが、民主主義は確かにスタートした。
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