*

書籍「新しい憲法草案のはなし」

公開日: : お知らせ, 憲法に学ぶ, 書籍紹介

書籍「新しい憲法草案のはなし」のご紹介

あたらしい憲法草案のはなし
自民党の憲法改正草案を爆発的にひろめる有志連合 著

新しい憲法草案の話2
http://www.tarojiro.co.jp/constitution_draft/

発行日 2016年06月発行
判型 四六版・並製
頁数 96ページ
価格 本体741円+税
ISBN ISBN978-4-8118-0793-5
Cコード 0031

書籍購入はこちらからも↓

****************************

はじめに(「新しい憲法草案のはなし」より)

この本は自由民主党(自民党)の憲法改正草案について、わかりやすく解説したものです。
自民党は日本の政党のひとつですが、憲法改正にもっとも積極的な党でもあります。
いまの政府は、選挙でもっとも多くの議席を得た自民党と、自民党の政策に賛成する公明党という二つの党が協力して運営しています。その自民党が出した案ですから、あたらしい憲法がこの草案に近いかたちになる可能性は高いといえるでしょう。

現在の日本国憲法が公布されたのは、昭和21年(1946年)でした。
その一年後の昭和22年(1947年)、当時の文部省は中学1年生むけに『あたらしい憲法のはなし』という教科書をつくりました。
日本国憲法の条文はむずかしいことばで書かれているため、中学生が理解するのは容易ではありませんでした。また、子どもたちは戦時中の教育になれていま したから、民主主義について一からおしえる必要がありました。そこで文部省は、あたらしくなった憲法がどんな理念をもち、そこにはどんなことが書かれてい るかをおしえ、生徒ひとりひとりに国民としての自覚をうながそうとしたのです。『あたらしい憲法のはなし』の大切なところは巻末にのせましたので、時間が あればこちらもお読みください。

さて、それからおよそ70年がすぎました。
憲法はいま、大きな分かれ道にたっています。政府と与党である自民党のあいだで、いままでの憲法をあたらしい憲法に変えようという気運が高まっているのです。
憲法を変えるためには、衆議院と参議院のそれぞれで、3分の2以上の議員の賛成を得ることが必要です。両院で3分の2以上の賛成を得られたら、つぎには国民投票がおこなわれ、投票者の2分の1以上の賛成が得られれば、あたらしい憲法に変わります。
このように、憲法を変えるためには、とても高い壁がたちはだかっています。それだからこそ、憲法は70年も変えられずにきたのです。
ですが、この高い壁がこえられる日は、近いかもしれません。憲法を変えたいと思っている両院の国会議員の数が、3分の2を超えようとしているからです。
いいかえれば、いままさに、わたしたち国民ひとりひとりが、現在の憲法のままがよいか、あたらしい憲法に変えるべきかを問われているのだといえましょう。

あたらしい憲法のもとになる案は、平成24年(2012年)4月27日に自民党が発表した「日本国憲法改正草案」(以下、憲法草案と略します)です。
みなさんは、この憲法草案がどんなものかごぞんじでしょうか。よく知らないという人が多いのではないでしょうか。そんなことでは、いまのままの憲法がよいか、あたらしい憲法がよいのか、判断することができません。

そこで、わたしたちも、70年近くまえの『あたらしい憲法のはなし』をみならって、『あたらしい憲法草案のはなし』をつくることにしたのです。
わたしたちはこの草案をつくった人(起草者)ではありません。ですが、できるだけ草案をつくった人びとの気持ちによりそい、そこにこめられた理念や内容 をつたえたいと考えました。改正の意図がわからない点は自民党が出している資料などを参考にし、それでもわからないときは、起草者の身になって考え、こと ばをおぎないました。
憲法改正に賛成する人も、反対する人も、どうぞこの本をお読みください。この草案を考えた人びとが、どれほど強い、熱い思いをもって、あたらしい憲法を つくろうとしているかが、きっとおわかりになるでしょう。そのうえで、憲法を変えたほうがよいのかどうかを、しっかり考えてもらいたいと思います。

平成28年(2016年)5月3日
自民党の憲法改正草案を爆発的にひろめる有志連合

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

ちなみに、原点の1947年の文部省の作った中学1年生向けの「新しい憲法のはなし」は、

こちらからも↓

ad

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

関連記事

yugon

【更新】「証言 侵略戦争」「証言 中国人強制連行」「証言 20世紀からの遺言」の3作品を追加

「日本の戦争」シリーズの第2弾。「証言 侵略戦争」「証言 中国人強制連行」「証言 20世紀

記事を読む

annai

【更新】「戦争案内」「靖国 YASUKUNI」の2作品を追加

戦争を考える映画 日本の戦争2作品「戦争案内」「靖国 YASUKUNI」を掲載しました。

記事を読む

被爆者映画祭表

被爆者の声を受け継ぐ映画祭のご案内

「被爆者の声を受け継ぐ映画祭2014」のご案内 7月3日(木)から6日(日)の4日間。 御茶ノ

記事を読む

fal

【更新】「ファルージャ」「ヒバクシャ」の 2作品を追加

◆パレスチナ・イラクの戦争を考える2作品の「ファルージャ」「ヒバクシャ」を掲載しました。

記事を読む

第76回「アトミック・カフェ」20240629案内チラシ(20240607)テスト版表

第76回憲法を考える映画の会『アトミック・カフェ』

第76回憲法を考える映画の会『アトミック・カフェ』 第76回憲法を考える映画の会 日

記事を読む

約束・名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯

【更新】映画『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』

作品紹介に、映画『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』の案内を追加更新しました。 死刑

記事を読む

yjimage

One Shot One Kill

One Shot One Kill 米海兵隊・ブートキャンプ(新兵訓練所)の12週間の訓練

記事を読む

琉球新報140611

「憲法を考える映画のリスト」が琉球新報に紹介されました。(2014年6月11日)

「憲法を考える映画のリスト」のご報告 5月24日の第12回憲法を考える映画の会」の時に「憲法を考え

記事を読む

20110826_hurui_001C

【更新】『ぼくたちは見た ガザ・サムニ一家の子どもたち』を作品紹介に加えました。

『ぼくたちは見た ガザ・サムニ一家の子どもたち』を作品紹介に加えました。 パレスチナ・ガザでほ

記事を読む

ヒロシマナガサキ

【更新】『ヒロシマナガサキ』を「作品紹介」に加えました!

『ヒロシマナガサキ』を「作品紹介」に加えました! きょうは69年目の長崎原爆の日です。

記事を読む

ad

ad


第89回「1923」案内チラシ(2026年8月29日)20260707入稿時原稿オモテ
第89回 憲法を考える映画の会『1923(イチ・キュー・ニーサン)』

第89回 憲法を考える映画の会『1923(イチ・キュー・ニーサン)』

Matsukawa_Incident
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (244) テレビ『衝撃の昭和事件史 松川事件』

憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (244) テレビ『衝撃の昭和

『シリーズ激動の昭和 3月10日~東京大空襲 語られなかった33枚の写真』
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (243) 東京大空襲のテレビドラマ2本

憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (243) 東京大空襲のテレビ

映画「靖国 YASUKUNI」の上映中止を考える
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (242) 映画「靖国 YASUKUNI」の上映中止を考える

憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (242) 映画「靖国 YAS

51DCzFC-1-L._AC_UF8941000_QL80_
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (241) 映画『つくられる自白―志布志の悲劇―』

憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (241) 映画『つくられる自

GURURINOKOTO
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (240) 映画『ぐるりのこと。』

憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (240) 映画『ぐるりのこと

→もっと見る

PAGE TOP ↑