第9回むのたけじ反戦塾(2024年8月17日)
第9回むのたけじ反戦塾
日時:2024年8月17日(土)13:30〜17:00
会場:文京区民センター2A会議室(地下鉄春日駅2分・後楽園駅5分)
プログラム:
❶ 映像上映「2016年憲法有明集会でのむのたけじさん反戦の訴え」(10分)
TV番組「まだ101歳むのたけじ─戦争を殺す日まで」(25分)
❷ 報告と提案:今こそ、むのたけじの「反戦」とは。戦争はいらぬ、戦争をさせぬ世へ
・これまで読み合わせを行ってきた、むのたけじ著『希望は絶望のど真ん中に』を手がかりに
・「むのたけじ反戦塾」これまでの8回の話し合いをもとに
Q:今、私たちを取り巻く戦争の危険とは何か?
Q:戦争をさせぬために何が出来るか?
❸ 参加者、それぞれが今考えていること、問題としていることの出し合い・話し合い
「第9回むのたけじ反戦塾」案内リーフレットのダウンロードはこちらから
「第9回むのたけじ反戦塾」手元資料のダウンロードはこちらから
(「手元資料」は8月16日頃アップロード予定です)
よびかけ
日頃 生前むのたけじの活動にご理解いただき、
没後も多くの活動にご協力していただきましてありがとうございます。
さて、私たちは、むのたけじの提唱した「戦争のいらぬ やらぬ世に」にするにはどうすれば良いかを中心に、
毎回参加者はそう多くないのですが、プレイベント3回と2022年12月18日より8回の「むのたけじ反戦塾」を開き、
議論を重ねてきました。そうすることで、むのたけじの思いを次の世代に繋げていく活動をしております。
8月17日にその第9回の会が開催を予定しています。
今回はむのたけじの命日である8月21日に近いこともあることと、
第2次安倍政権による「集団的自衛権容認」以降南西諸島のミサイル基地化など軍備増強が目立ち、
むのたけじが求めた世界とは違う方向に向かっている危機感を持っています。
そこで、平穏な生活は武力では得られない、
よその国から侵略されないようにするには話し合いを重ねるなどの外交努力が特に重要で、
しかも私たちが戦争を嫌っていることを日頃主張することの大切さを
多くの皆さんに知ってもらえるような会にしたいと考えています。
そこで、報告というコーナーを加えたプログラムを計画しました。
こうした活動を知ってもらうことと、もしできましたら、次に述べますいくつかお願いにご協力してもらえると幸いです。
「第9回むのたけじ反戦塾」に来て話していただくと、とても嬉しいです。
ただし暑いおりですので、メールないし手紙でのコメント送付も歓迎します。
とりわけ、むのたけじが晩年(とくに2020年代、第二次安倍政権の憲法破壊の暴挙と「戦争する国づくり」に対して)
どのような戦争反対の発言や行動をしてきたかを知っている人たちにもう一度当時を思い出して、
教えていただきたいのです。
・むのたけじさんは、どのように、戦争への道を止めようと発言・行動してきたのか?
・自分自身が今感じている「戦争の危険」はどのようなことか?より具体的に。
・「戦争の危険」をより多くの人に伝える方法に、どのようなものがあるか?何が出来るか?についての3点です。
これらのことについてこれまでの8回の「反戦塾」の中で話されたことも含めまとめて、
整理したいと思っているからです。
そうして、いまの「戦争の危険」をより多くの人々に、分かりやすく、反戦の気持ちを込めて伝え、
知らせていけるようしたいと考えています。
なお、ご参加いただける時は準備の都合もありますので下記のメールアドレスまでお知らせ願います。
また、コメントいただける場合もこちらにお願いします。 dmuno@jcom.home.ne.jp
8月吉日 武野大策 花崎 哲
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憲法9条こそが人類に希望をもたらす
〈むのたけじさん最後の演説要旨〉
むのたけじさんは今年五月三日、東京臨海広域防災公園(東京都江東区)で開かれた憲法集会に参加し、
車椅子に乗ってこぶしを振り上げながら憲法九条の大切さを訴えた。
これが公の場での最後の姿となった。
当日の演説要旨は以下の通り。
私はジャーナリストとして、戦争を国内でも海外でも経験した。
相手を殺さなければ、こちらが死んでしまう。
本能に導かれるように道徳観が崩れる。
だから戦争があると、女性に乱暴したりものを盗んだり、証拠をけすために火をつけたりする。
これが戦場で戦う兵士の姿だ。
こういう戦争によって社会の正義が実現できるか。人間の幸福は実現できるか。
戦争はけして許されない。それを私たち古い世代は許してしまった。
新聞の仕事に携わって真実を国民に伝えて、道を正すべき人間が何百人いても何もできなかった。
戦争を始めてしまったら止めようがない。
ぶざまな戦争をやって残ったのが憲法九条。
九条こそが人類に希望をもたらすと受け止めた。
そして七十年間、国民の誰も戦死させず、国民の誰も戦死させなかった。
これが古い世代にできた精いっぱいのことだ。道は間違っていない。
国連に加盟している何処のクニの憲法にも憲法九条と同じ条文はない。
日本だけが故事のようにあの文章を掲げている。
必ず実現する。
この会場の光景をご覧なさい。
若いエネルギーが燃え上がっている。至る所に女性たちが立ち上がっている。
新しい歴史が大地から動き始めた。
戦争を殺さなければ、現代の人類は死ぬ資格がない。
この覚悟をもってとことん頑張りましょう。
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「テレメンタリー2016 まだ101歳むのたけじ
「戦争を殺す日まで」テレビ朝日系列2016年6月
ジャーナリスト・むのたけじ氏は今年1月、101歳を迎えた。
むの氏は戦時中、従軍記者として戦争を経験。
「自分が書いてきた戦争の記事に責任を感じたから」と敗戦の日に勤めていた新聞社を退社。
戦後は、執筆や講演活動等において反戦平和の姿勢を固い決意で貫いている。
むの氏は、「戦争を殺さなければ、人類は死ぬ資格がない」と訴える。
100歳を超えてなお現役のジャーナリスト、むの氏の発言を“今、伝えるべき言葉”として記録する。
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