白バラの祈り
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作品紹介
白バラの祈り
ヒトラー独裁政権末期、人々に“自由“を呼びかけた“白バラ“のメンバーで、戦後、ドイツ人女性で初めて偉人の殿堂に名前が刻まれた、
当時21歳のゾフィー・ショル。
逮捕からわずか5日間で処刑されたが、最後まで権力に屈することのなかった彼女の尋問記録を基にした物語。
ヒトラー政権下で反ナチスを掲げ抵抗運動を行なった学生グループ“白バラ”の紅一点、
ゾフィー・ショルの壮絶な最期を描いた真実の物語。
ゾフィーが大学構内で逮捕され、わずか4日後に“大逆罪”によって処刑されるまでの詳細を、90年代に東ドイツで発見された尋問記録を軸に忠実に再現、新たなゾフィー像を浮かび上がらせるとともに、巨悪に敢然と立ち向かった一人の若き女性の勇気と悲愴な運命をスリリングに描き出す。
ベルリン国際映画祭で監督賞(マルク・ローテムント)と女優賞(ユリア・イェンチ)を獲得。
1943年のドイツ・ミュンヘン。“打倒・ヒトラー”を訴え、ビラ配りなどのレジスタンス活動を繰り返す“白バラ”と呼ばれる地下組織が存在した。
2月18日、メンバーの一人、ミュンヘン大学の女学生ゾフィー・ショルは、兄ハンスとともに危険な大学構内でのビラまきを敢行し、運悪くゲシュタポに逮捕されてしまう。
すぐさま、ベテラン尋問官のモーアにより厳しい取り調べが開始される。
ゾフィーは恐怖を押し殺しつつ、毅然とした態度で理路整然と自らの無実を訴え続けるのだったが…。
1943年、ミュンヘン。ヒトラー独裁政権は末期的な局面を迎え、人々はスターリングラードでのドイツ軍大敗の噂をしながら明日に怯えていた。
そんな中、ヒトラーの政策を批判し、戦争終結を叫ぶ地下組織的なグループが存在した。
彼らは“白バラ”と呼ばれ、ビラを配り、壁に「打倒・ヒトラー」のスローガンを書く非暴力的なレジスタンス活動を繰り返していた。
兄のハンス(ファビアン・ヒンリヒス)と共に白バラに参加していたゾフィー・ショル(ユリア・イェンチ)は、その日も白バラのメンバーのいる秘密の印刷所に向かった。
そこでは次に配布するビラが作られており、ハンスがミュンヘン大学構内に配置すると言い出した。
仲間は彼を止めるが、結局、ハンスとゾフィーのコンビで決行することになった。翌日2月18日、彼らは授業中のひと気のない大学構内の数ヶ所に、ビラを積み置きした。最後の余ったビラをゾフィーが階上からばら撒いたとき、終業のベルが鳴り、多くの学生が教室からあふれ出した。
群集に混じって逃げようとする二人は用務員の通告でゲシュタポに逮捕された。
取調べが開始され、長いキャリアを持つベテラン尋問官モーア(アレクサンダー・ヘルト)がゾフィーの担当になる。
翌日、ビラの草稿を書いた疑いで仲間のクリストフ(フロリアン・シュテッター)が逮捕された。
ゾフィーは恐怖を押し殺し、冷静さを必死で装いながら、自分が無実であることを説得する。
その心理的駆け引きの巧みさに一時は彼女の無実を信じかけたモーアだったが、やがて動かぬ証拠が自宅から発見される。
罪を逃れられないことを悟ったゾフィーは、一転して反撃に出る。自分は信念によって行動し、それを誇りに思っていると。
同じ年頃の息子を東の前線に送り出していたモーアは、ゾフィーに心を動かされる。
彼は仲間の情報提供と引き換えに、ゾフィーに逃げ道を用意する。
しかしゾフィーはその申し出を拒否し、処刑の道を選ぶのだった。 【キネマ旬報データベースより】
原題 SOPHIE SCHOLL – DIE LETZTEN TAGE
製作年/国 2005年/独
配給 キネティック
時間 121分
公開日 2006年1月28日(土)
監督 マルク・ローテムント
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=i-GU8EKCksw
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