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映画「ニジノキセキ─「4.24」の未来へ、七色の架け橋─」

映画「ニジノキセキ─「4.24」の未来へ、七色の架け橋─」

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第53回憲法を考える映画の会「ニジノキセキ」案内チラシはこちらから

【上映情報】

2019年10月26日(土)
文京区民センター3A会議室(地下鉄・春日駅/後楽園駅)
13時40分〜15時 映画「ニジノキセキ」(上映時間80分)
15時10分〜16時30分 トークシェア 
参加費:一般1000円学生・若者500円

【映画の解説】

映画「ニジノキセキ─「4.24」の未来へ、七色の架け橋─」
在日コリアンが通う朝鮮学校のドキュメンタリー。
日本で生まれ育った在日コリアンが通う朝鮮学校は近年、
ヘイトスピーチや北朝鮮バッシングの的になり、
国や行政からも財政的圧迫を受ける対象になるなど、取り巻く環境が厳しくなっている。

そんな現実に在日コリアンたちは何を思うか。
朝鮮学校の現役教師らに密着し、その胸中や朝鮮学校の未来像にも迫っていく。
撮影には兵庫県下の朝鮮学校が全面協力し、メディアでは公開されてない朝鮮学校の日常の姿を映し出した。
また、朝鮮学校の歴史を語る上で欠くことのできない、1948年に起こった「4.24 阪神教育闘争」についても
当事者などに取材して取り上げるなど、朝鮮学校にまつわる過去、現在、そして未来を描いていく。
2019年製作/80分/日本

【キャスト・スタッフ】

出演者
金紗梨(キム・サリ)
1994年生まれ。現役教員。
幼いころから朝鮮学校に通いながら在日コリアンとしてのアイデンティティを育む。
尼崎朝鮮初中級学校、神戸朝鮮高級学校、朝鮮大学校・教育学部を卒業後、神戸朝鮮初中級学校にて教鞭をとる。
朝鮮舞踊部を指導。

張鐵柱(チャン・チョルチュ)

2001年生まれ。神戸朝鮮高級学校3年生(2018年度当時)。
西神戸朝鮮初級学校、神戸朝鮮初中級学校を卒業後、神戸朝鮮高級学校に入学。
高級部3年次には朝高委員会・副委員長を務める。

映画監督

朴英二(パク・ヨンイ)

1975年生まれ。神奈川朝鮮中高級学校、朝鮮大学校・政治経済学部哲学科卒業後、バンタン映画映像学院にて映画を学ぶ。
15年の歳月をかけ在日コリアン社会と朝鮮学校を撮影し続ける。
また朝鮮民主主義人民共和国を20回訪れ撮影を行い、世界に情報を配信する活動を行っている。
2016年ドキュメンタリー映画「蒼のシンフォニー」公開。
ダラスアジアン映画祭、DMZ国際ドキュメンタリー映画祭を始め、日本、韓国、アメリカで上映。

【パンフレット・INTRODUCTIONより】

1945年8月、日本の敗戦とともに植民地支配からの解放を迎えた在日朝鮮人達が,奪われた言葉と歴史、文化を子供たちに教えるため、各地で開講した「国語(朝鮮語)講習所」をルーツとし、現在では幼稚園から大学までの教育体系を備え、日本全国に65校設置されている朝鮮学校。「ウリハッキョ(私たちの学校)」と呼ばれ親しまれている。

「一人はみんなのために。みんなは一人のために!」助け合いと団結の精神の中で、喜びも困難もともに分かち合い、豊かな人間性をはぐくむ。これがウリハッキョ最大の魅力だ。それは決して子どもたちだけではない。学校運営のためにキムチ販売などに尽力するオモニたち。休日返上で学校の壁や遊具のペンキを塗り直してくれるアボジたち。どんな困難も、力と知恵とお金を出し合い、自分たちの力で支え守り抜くという同胞たちの愛と情熱により、歴史をつないできたのだ。だから私たちは、朝鮮学校を「ウリハッキョ」と呼ぶのだろう。

朝鮮学校は常に日本社会の差別と弾圧、そして戦いの歴史を歩んできた。1948年、GHQと日本政府は朝鮮人学校閉鎖令とともに警官隊による閉鎖を全国で強行。とくに2名の死者まで出した阪神地域での激しい学校閉鎖反対・権利擁護闘争において、神戸市では閉鎖令を撤回する勝利を収める。

その日が4月24日であったことから、在日朝鮮人はこの「4.24阪神教育闘争」を、民族教育を守る精神の象徴として継承し続けている。そして70年後の今日、「第二の4.24」とも呼ばれる現状のもと、朝鮮学校はさまざまな困難を強いられている。右傾化を強める日本社会のムードの中、「高校無償化」をはじめとする修学支援金制度から朝鮮学校のみが排除・差別されている。

朝鮮半島情勢が,平和と統一へと動き出した歴史的な2018年、「4.24阪神教育闘争」70周年を迎えた標語で、新しい世代の在日同胞たちが立ち上がった。在日朝鮮人青年商工会のメンバーたちが、「4.24」に学び、その歴史と精神にあらためて立ち返る。「4.24」とは何だったのか?「4.24」の精神とは何なのか?──その答えを見つけるために、兵庫県青商会が企画・制作したドキュメンタリー映画「ニジノキセキ」。

70年の時を超え、「ウリハッキョ」のおかれた現状を伝えるとともに、何より、七色に輝く「ウリハッキョ」の「いま」を,未来へ、世界へ向けて届ける。

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