*

戦ふ兵隊 日本の悲劇

公開日: : 上映会, 戦争を考える, 日本の戦争

第37回憲法を考える映画の会

と き:2017年8月27日(日)13:30~16:30
ところ:千駄ヶ谷区民会館 集会室(渋谷区神宮前1-1-10 原宿駅10分)
映 画:『戦ふ兵隊』(亀井文夫監督・66分・1939年制作)
『日本の悲劇』(亀井文夫監督・42分・1946年制作)
参加費:一般1000円 学生500円

第37回「戦ふ兵隊・日本の悲劇」20170731
なぜ、戦争に行かなければならなかったのか?
戦争に負けた時、人々はそれをどう考えたのだろうか?
二つの映画は、侵略戦争の実相を兵士の目でとらえ、
そのとき、その後、人々が何を考えたかを私たちに伝える。

今年は日中戦争という侵略戦争を始めて80年目の年です。
そうした年に、亀井文夫監督が戦中、戦争直後に作った二つの映画を見て、その時、戦争を経験した日本人が、何を感じ何を考えたかを考えたいと思います。

『戦ふ兵隊』は、1939年に制作されましたが、内容が厭戦的と問題になり、検閲によって上映は不許可になり、公開禁止となった「戦意高揚映画」です。

『日本の悲劇』は、戦争直後の1946年の制作。
戦争遂行の目的で製作された既存のニュースフィルムをモンタージュして、過去の歴史を批判的に叙述した作品です。
GHQの検閲を一旦通過して公開された後、吉田茂首相の圧力により、再検閲の結果、公開後1週間でフィルムは没収、上映禁止となりました 。
何が問題とされたのでしょうか?

いずれも作品が作られた時代背景、政治・社会情況が大きく違っているため、 現在の価値基準では判断のできないものもありますが、当時、そういう社会の空気の中で、人々はどのようなことを考えたかを想像し、思い返すために、私たちはこの映画を見たいと考えました。

「なぜこんな戦争をやってしまったのだろう」
「どうしてこんな戦争を止められなかったのだろう」
「誰がこんな戦争をはじめたのだろう」
「もう戦争はこりごりだ」

そうした人々の“平和への強い希求の意志”そして戦争そのものへの疑問が、第9条「戦争の放棄」をもつ日本国憲法への同意となったのではないかと思うからです。
それは私たちが歴史から学ぶ日本人の意志であり疑問です。

ad

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

関連記事

第43回「500年─独裁者を裁くのは誰か?」「グラニート」20180509決定稿

映画『500年─権力者を裁くのは誰か?』

映画『500年─権力者を裁くのは誰か?』   「第43回憲法を考える映画の会」上映会『500

記事を読む

onna

戦場の女たち

戦争に犯されたパプア・ニューギニアの女たちの記録 第2次世界大戦、太平洋戦争と一般に呼ばれてい

記事を読む

第51回「沖縄から叫ぶ戦争の時代」「宮古島からのSOS」20190630オモテ

第51回憲法を考える映画の会(2019/6/30)

第51回憲法を考える映画の会『 沖縄から叫ぶ戦争の時代 』『 宮古島からのSOS 』

記事を読む

被爆者映画祭表

被爆者の声を受け継ぐ映画祭のご案内

「被爆者の声を受け継ぐ映画祭2014」のご案内 7月3日(木)から6日(日)の4日間。 御茶ノ

記事を読む

わたしの描きたいこと

映画「わたしの描きたいこと─絵本作家クォン・ユンドクと『花ばぁば』の物語」

映画「わたしの描きたいこと─絵本作家クォン・ユンドクと『花ばぁば』の物語」 上映情報 と き

記事を読む

hidden-scars-jinhee-lee

隠された爪跡 関東大震災朝鮮人虐殺記録映画

隠された爪跡 関東大震災朝鮮人虐殺記録映画 Hidden Scars: The Great Kan

記事を読む

朝日新聞2018年5月1日

「憲法を考える映画の会」紹介記事(朝日新聞)

「憲法を考える映画の会」紹介記事(朝日新聞) と き:2018年5月1日(火) ところ:朝日

記事を読む

第45回「スペシャリスト」20180923(電子メール発信用)

映画『スペシャリスト〜自覚なき殺戮者〜』

映画『スペシャリスト〜自覚なき殺戮者〜』 【上映案内】 第45回憲法を考える映画の会

記事を読む

第20回案内チラシ「誰も知らない基地のこと」150825(色-フェリオ).pptx

第20回 「憲法を考える映画の会」『誰も知らない基地のこと』

第20回 「憲法を考える映画の会」 『誰も知らない基地のこと』 第19回「憲法を考える映画の会」

記事を読む

gobaku

GOBAKU アメリカは誰と闘っているのか?

■戦火のアフガニスタン、イラクを果敢に取材。オバマの戦争、その実態としくみを解き明かす

記事を読む

ad

ad


第75回憲法映画祭2024(2024・4・29)入稿版オモテ
憲法映画祭2024

憲法映画祭2024 「憲法映画祭2024」(第75回憲法を考

第7回むのたけじ反戦塾案内チラシ2024年3月20日版
第7回むのたけじ反戦塾

第7回むのたけじ反戦塾 第7回むのたけじ反戦塾 日

第74回「サイレントフォールアウト」20240203案内チラシ2
第74回憲法を考える映画の会『サイレント・フォールアウト 乳歯が語る大陸汚染』

第74回憲法を考える映画の会『サイレント・フォールアウト 乳歯が語る大

第6回むのたけじ反戦塾案内チラシ2024年1月20日版
第6回むのたけじ反戦塾

第6回むのたけじ反戦塾 日時:2024年1月20日(土)13

第73回「流血の記録砂川」20231223チラシ(11月30日版)オモテ
第73回憲法を考える映画の会『流血の記録 砂川』

第73回憲法を考える映画の会『流血の記録 砂川』 と き:2023年

→もっと見る

PAGE TOP ↑