20代から30代の若者は69.7%が集団的自衛権の行使容認に反対
「20代から30代の若者は69.7%が集団的自衛権の行使容認に反対」(世論調査)から
19日朝の東京新聞にそう書いてある投書があって、その世論調査を見過ごしていたので調べたら共同通信の世論調査でした。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014080402000133.html
私自身も、「若い世代は私たちよりも戦争について教えられていない」「戦争に悲惨なイメージを持っていないのではないか」「戦争を当事者意識で考えていないのではないか」と思っていたのですが、世代の意識で言えば、若者たちは自分たちの問題としてとらえ始めており、むしろリタイア気分で、もう自分たちが戦争に行くわけでもないし、とさぼっているのは私たちの世代なんですね。
【徴兵制?】
一面、「徴兵制」という言葉がささやかれ始めたことも、若い人たちに自分たちのことという意識を引き起こしているのかもしれません。
私たちの多くは「まさかそこまでは」と思っていると思うのですが、「まさか、まさか」があっという間に通ってしまうのが、戦前の「戦争への道」であり、今の安倍政権の動きなのですから。秘密保護法だって解釈改憲だってあの内容を見ていたら「まさか、まさか」でした。自民党憲法改正草案だって「まさか」になってしまいますよね。
(安倍さんが「けしてない」「ありえない」「絶対にない」ということは今までのところ絶対に信じられない)
【戦争を考える映画の会】
このところ「憲法を考える映画の会」の取り上げようとしている映画とその後の話し合いは、少し憲法そのものから離れて戦争の問題に走っているようです。
❶沖縄の基地の問題、イラク、パレスチナなど今、進行中の世界の戦争の中で憲法の問題を考える
❷戦争できる国に戻そうとするために安倍政権が変えようとしている憲法の問題(とくにそれを許してしまいそうな私たちの内なるファシズム)
❸兵士として人間性を無くす訓練を受け、人を殺し傷ついて元に戻れない若者たち、人権をことごとく奪う戦争や軍隊というものから憲法を考えるに大きく分けられそうです。
憲法から「戦争」を考え、さらに人間の内面深く入っていく映画が多くなっています。
【人間と人権をこわす軍隊】
でも、それは日本の今の問題だけでなく、世界の問題であり、世界の若者や子どもの未来の問題でもあると言うことに気がつきます。
日本国憲法が放棄した戦争、それによって「国家の名において一人の人間の殺していないし殺されていない」という事実、この憲法の試みとこころざしたものを、いま戦争に苦しむ若者と子どもたちと未来に積極的に役立てていくことはできないかと今更ながらに思うようになっています。
そしてそれがまた、集団的自衛権の問題を自分たちの問題と意識し始めた若者たちが、自分たちの未来を考えていくのに役立つような映画の会にして行きたいと思います。
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