憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (104) 『アトミック・カフェ』
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シネマDE憲法, 作品紹介, 原爆・放射能を考える
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (104)
『アトミック・カフェ』
(初出2006年5月29日掲載・H.O.さん記)

1940から50年代にかけてのニュース映像や、アメリカ政府製作の核PRフィルムを編集したドキュメンタリー映画です。
映画は第二次大戦末期にアメリカが原爆を開発し、実際に広島、長崎に投下するシーンから始まり、
ビキニ諸島などの核実験に進んでいきます。
その間、東西冷戦となり、核兵器の開発は当然であるという立場からの政府広報が次々と映し出されます。
核攻撃にあっても大丈夫だとし、避難方法を説明する政府の広報は滑稽さと恐ろしさがよくわかるものとなっています。
今日もなお核大国が残され、あるいは新たに核を保有しようという動きがありますが、
核兵器廃絶と核軍縮の必要性は、基本的に国際的な世論となっています。
ところが、当時のアメリカでは、核兵器の開発・使用を当然のこととして政府が宣伝し、
多くの市民がそれを信じ、あるいは信じ込まされていたのです。
政府による世論操作がいかに危険か、市民は正しい情報をいかに選び取るか、ということは今日でもいよいよ重要な課題です。
今日の改憲をめぐる状況からも言えることです。
そのようなことを多くの方々と学び語り合うためにも有意義な映画だと思います。
【映画情報】
製作:1982年、アメリカ
上映時間:89分
監督:ケヴィン・ラファティ 、ジェーン・ローダー 、ピアース・ラファティ
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