憲法映画祭2021
憲法映画祭2021
憲法映画祭2021
と き:4月17日(土)10:30〜18:00
ところ:武蔵野公会堂ホール(吉祥寺駅南口2分)
10:00 開場 10:30 開会
10:40 アニメーション映画「戦争のつくりかた」(8分)
10:50 映画「戦争をしない国 日本」(短縮版=38分)
12:00 食事休憩
13:00 映画「シャドー・ディール」(90分)
14:30 お話 杉原浩司さん(武器取引反対ネットワーク[NAJAT]代表)
15:30 休憩
15:50 映画「1987 ある闘いの真実」(129分)
18:00 閉会予定
参加費:1日券 2500円 学生 1500円 1回券:1000円 学生 500円
テーマ:自衛隊が日本軍になるということ
第二次安倍政権が、あらたに「改憲」を言い出した2013年4月、私たちは「憲法を考える映画の会」を始めました。
「このまま改憲させてはいけない、『戦争をする国』になってしまう」という危機感をもったからです。
そして、この安倍政権の7年あまりの間に、明文改憲こそできませんでしたが、憲法第9条をないがしろにする「戦争をする国」を準備する法律が次々と作られました。「特定秘密保護法」「安保法制(戦争法)」「共謀罪法」などが強行採決され、辺野古、高江をはじめとする米軍と自衛隊の基地建設、日米軍事同盟の強化が着々と進められています。
そしていま、「敵基地攻撃能力」「南西諸島へのミサイル配備」などが菅政権に引き継がれ、さまざまな反対を押し切ってさらに進められようとしています。「改憲」が、また政治の場に持ち出されてくるのも必至です。自衛隊を戦場に行かせ、アメリカ軍の肩代わりをさせるアメリカのねらいは、何も変わっていないのですから。
安倍改憲が唱えている「憲法に自衛隊を明記するだけだ」は、とりもなおさず「自衛隊が日本軍になる」ということです。
自衛隊は侵略軍になり、日本はアメリカと共に再び加害国になっていくといえます。
そうした策動を止めるにはどうしたらよいでしょうか。憲法と戦争、戦争をつくり出すものは何かについて考える3つの作品を選びました。軍拡や武器取引に反対する市民運動を行っている杉原浩司さんのお話を聞きます。さらに韓国の民主化運動の立ち上がりを描いた劇映画から、自分たちの闘いについて考えることにしましょう。
10:40〜
アニメーション映画「戦争のつくりかた」(8分/2015年/日本)
2004年、この国が戦争へ近づいていくのではないかと気づいた人たちによって創られた絵本をもとに2015年、新たに戦争の悲しみと不条理を繰り返してはならないと多くの
アニメーション作家がリレー形式で制作。憲法で戦争を放棄すると決めた国、日本。
大きな犠牲のもとに築かれたこの「非戦の70年」という遺産を、次の世代にきちんと
手渡しできるかは、私たち一人一人が一歩を踏み出せるかどうかにゆだねられている。
10:50〜
ドキュメンタリー映画「戦争をしない国 日本』(短縮版38分/2008年/日本)
戦争の悲惨な経験と反省から戦争放棄をうたった日本国憲法ができたものの、朝鮮戦争
をめぐるアメリカの政策の中で歪められ、自衛隊が作られた。その後、安保闘争や基地をめぐる市民の闘いによって憲法はなんとか護られてきたが、ベトナム戦争、湾岸戦争、
イラク戦争などを通して、今や「戦争できる国」になろうとしている。戦前から戦中、
戦後にわたる歴史的な映像によって、憲法、自衛隊、日米安保を検証する。
13:00〜
ドキュメンタリー映画「シャドー・ディール」(90分/2016年/アメリカ・ベルギー・デンマーク)
“人を殺すための道具”である武器。戦争が続く限り需要が無限に生まれる。莫大な利益を生む国際武器取引、巨額マネーが動くもう一つの世界。何が戦争をつくり出していくのか、兵器産業、武器取引の側面から描いた衝撃のドキュメンタリー。金と権力と個人の野望が、国家の安全保障や世界平和、人権や開発よりも優先される国際武器取引の実態を描く。
14:30〜
お話「軍産共同体が九条をこわす」
杉原浩司さん(武器取引反対ネットワーク[NAJAT]代表)
武器取引に反対する市民運動を展開する杉原さんに、日本が直面する危機の本質について話していただく。「兵器爆買い」「敵地攻撃能力」「南西諸島へのミサイル配備」
「新イージス艦の建造」は何を意図しているのか。「他国での殺傷能力の保有は、再び
日本が戦争加害国になるということ」。くい止めるために私達は何をしたらよいのか?
15:50〜
劇映画「1987 ある闘いの真実」(129分・2017年・韓国)
1987年1月、全斗煥大統領による軍事政権下の韓国。南営洞警察で、行き過ぎた取り調べによってソウル大学の学生が死亡してしまう。それを隠蔽しようとする警察。違和感を抱いた検事はそれが拷問致死だったことを明らかに。さらに新聞記者が、刑務所看守が、真実を公表するべく奔走する。殺された大学生の仲間も立ち上がり、事態は韓国全土を巻き込む民主化闘争へと展開していく。
【タウン紙 asacocoの紹介記事 2021年4月1日号】
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