*

自主制作上映映画見本市#5

「自主制作上映映画見本市#5」のご案内

と き:2021年2月23日(火・休)9時30分〜16時30分
ところ:文京区民センター3A会議室(地下鉄春日駅2分・後楽園駅5分)
プログラム(案):
9:30〜10:20 「天皇の名のもとに 南京大虐殺の真実」
10:40〜12:30 「グラニート 独裁者を追い詰めろ」
13:30〜15:00 「ザ・思いやり」
15:20〜16:20 「チェルノブイリ・ハート」

参加費:1日券・1回券共通1000円

「自主制作映画見本市5」20210223(オモテ) 「自主制作映画見本市5」20210223ウラ

今回の自主制作映画見本市は、海外の映画の作り手による4つの映画を、自主配給した作品を紹介します。

「日中戦争、その戦争責任」「軍事政権に対する民衆の抵抗・改革」「思いやり予算に見られる基地問題・日米安保」そして「東日本大震災10年を前に、チェルノブイリ後の子ども達」と、どれも今の私たちが考えるべき問題提起がそこにあります。
これらはまた、お手頃の上映料で、私たちの手で上映できる映画でもあります。上映会を企画、検討して欲しい作品です。

今回は、コロナ感染防止の関係で、会場が夜、使えないので、4本立てです。コロナの収束はまだまだですが、万全の予防対策をしながら、体調に気をつけて、マスク着用のうえ、ご参加ください。

【作品紹介】

9:30〜10:20 「天皇の名のもとに 南京大虐殺の真実」

1955年制作 50分 クリスティン・チョイ ナンシー・トン監督 配給:ビデオプレス 03-3530-8588  

1937年12月の南京大虐殺とは何であったのか?当時、南京に滞在していた米国人ジョン・マギー牧師は、密かに16ミリフィルムを回しその実態を記録していた。
深傷を負って南京病院に運び込まれた人々、黒焦げの死体、強姦された女性、目を覆うシーンが続く。
アジア系米国人のクリスティン・チョイさんとナンシー・トンさんは、92年から3年の歳月をかけて、映像資料の発掘と百人近いインタビューを行なった。約50分の映画の骨格は、マギー牧師の貴重なフィルムだ。

10:40〜12:30「グラニート 独裁者を追い詰めろ」

2010年制作 105分  パメラ・ウェイツ 監督 配給:憲法を考える映画の会 042-406-0502  

1980年代軍事独裁政権下の中米グァテマラで20万人ものマヤの人々が虐殺された。
過去の虐殺をどう立証するのか。スペイン・グァテマラ・ニューヨークを結んで、国際法廷での攻防が始まる。
30年前、虐殺があったグアテマラに取材したアメリカの映画監督パメラに、その国際法廷の関係者から協力要請が入ったところから映画は始まる。
国家が長い間、隠し続けてきた虐殺の真実を明らかにし、権力のトップを虐殺の罪で訴追することができるか?

13:30〜15:00「ザ・思いやり」

2015年制作 88分 リラン・バクレー 監督 配給:ザ・思いやり企画 090-2625-8775

日本の経済が困難な状況の中、日本人はなぜここまでアメリカ軍を思いやらなければならないのでしょうか?
「思いやり予算」は日本人が自ら働いて支払っている税金からアメリカ軍に34年間で6兆円、年間、米兵ひとりあたり1300万円と膨大な額がアメリカ軍人のぜいたくな生活を支援するために使われている。
米軍への「思いやり予算」の不条理さと矛盾を提示し、さまざまな視点から日本国民に問いを投げかけていく。

15:20〜16:20「チェルノブイリ・ハート」

2003年制作 60分 マリアン・デレオ 監督  配給:タキオンジャパン 090-3433-6644

チェルノブイリ原発事故によって広く周囲に大量に撒き散らされた放射能は、その後この地に生まれた子どもたちに大きな影響を与え、心臓に重度の障害を負った子どもたちが増大した。
そうした生まれながらに心臓に重度の障害がある子ども達のことを「チェルノブイリ・ハート」と呼ぶ。映画はチェルノブイリ事故から16年後のべラル―シ、「ホットスポット」の村の病院、孤児施設、学校等で被曝が次世代を侵す被害を取材。アカデミー短編ドキュメンタリー映画賞受賞。

 

【自主映画上映ネットワーク(自主映画ネット)の呼びかけ】

「自主制作上映映画見本市」について

「自主制作上映映画見本市」は、2019年4月30日に第1回上映会を行い、3~4ヶ月に1回のペースで、これまで4回の上映会を行ってきました。
それまで、「憲法を考える映画の会」で上映し、好評だった作品を中心に、また、それらの作品の作り手が制作した新旧の作品を上映してきました。
「憲法を考える映画の会」に参加された方、および全国で自主上映を行ってきた方に案内し、これらの映画は自分たちでも上映会を開くことができることを紹介し、そうした自主上映会を拡げていく、つまりより多くの人に自主制作の映画を見てもらう場を作るねらいで、映画の制作者と映画を上映する人と見る人をつなげていきたいと言う気持から始めたものです。

「自主映画上映ネットワーク(自主映画ネット)」をつくりたいのです

そうした中、この「自主制作上映映画見本市」の活動をもう少し強めて自主制作作品が上映される各地の上映会を応援していくネットワークを作れないかと現在準備しています。
自主映画の製作者に呼びかけて、その上映を支援するとともに、すでに自主上映を行っている(あるいはこれから行いたいと思っている)人たちに自主映画を紹介していく活動です。
今回の「自主制作上映映画見本市」を延期した5月の上映会を目標にそうしたネットワークの呼びかけを行っていきたいと思いますので、みなさんどうぞ自主映画ネットへのご参加よろしくおねがいします。

 

 

ad

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

関連記事

onna

戦場の女たち

戦争に犯されたパプア・ニューギニアの女たちの記録 第2次世界大戦、太平洋戦争と一般に呼ばれてい

記事を読む

Hirokawa_B5_H1_N_ol

映画『広河隆一 人間の戦場』

映画『広河隆一 人間の戦場』 監督:長谷川三郎 2015年/HD/日本/98分/ドキュメンタリー

記事を読む

2018:2:7・毎日新聞夕刊

「映画で憲法を考える 歴史的事実、生き生きと」(2018/2/7・毎日新聞夕刊)

「映画で憲法を考える 歴史的事実、生き生きと」(2018/2/7・毎日新聞夕刊)のご紹介 と き:

記事を読む

0523kiri

【更新あり】東京新聞にて「憲法を考える映画」のリストが紹介されました!

2014年5月23日付けの東京新聞夕刊にて「憲法を考える映画」のリストが紹介されました!

記事を読む

第57回「地の塩」「人らしく生きよう」20201103・23(10月10日入稿時)ウラ

映画『人らしく生きよう─国労冬物語』

映画『人らしく生きよう─国労冬物語』   【上映情報】 憲法を考える

記事を読む

ぼくたちは見た4

「第2回憲法を考える映画の会ちいさな映画会」のご案内

「第2回憲法を考える映画の会ちいさな映画会」(試写会)のご案内 「第2回憲法を考える映画の会ちいさ

記事を読む

love

【上映会】「憲法を考える映画の会 ちいさな映画会」のおしらせ

「憲法を考える映画の会 ちいさな映画会」のおしらせ 日時:6月21日(土)14時〜16時半

記事を読む

cof

チルドレン・オブ・ホァンシー 遥かなる希望の道

1930年代の終わり、日中戦争の戦火が南京から黄石(ホァンシー)に迫ったことを知り、中国人孤

記事を読む

琉球新報1面上

琉球新報記事「海が戦場 県人犠牲」

琉球新報特集記事「海が戦場 県人犠牲」 8月13日琉球新報では「沖縄戦70年」の特

記事を読む

空想の森映画祭パンフ表紙

第20回空想の森映画祭

第20回空想の森映画祭のご案内 と き:2015年9月19日(土)〜9月22日(火) ところ

記事を読む

ad

ad


第85回「レーン宮沢事件」案内チラシ案(2025年10月26日入稿原稿)
第85回憲法を考える映画の会『レーン・宮沢事件 もうひとつの12月8日』

第84回憲法を考える映画の会 『レーン・宮沢事件 もうひとつの12月

92折り梅
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (92) 『折り梅』

憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (92) 『折り梅』 (初出

91シルミド1
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (91) 『シルミド/SILMIDO』

憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (91) 『シルミド/SILM

051213映画人九条の会_anvsry
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (90) 発言集「映画人、九条への想いを語る!」

憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (90) 発言集「映画人、九条

8812人の優しい日本人
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (89) 『12人の優しい日本人』

憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (89) 『12人の優しい日本

88東京原発
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (88) 『東京原発』

憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (88) 『東京原発』 (初

→もっと見る

PAGE TOP ↑