*

第18回憲法を考える映画の会のご案内

公開日: : 最終更新日:2015/06/11 お知らせ, 上映会, 作品紹介

第18回憲法を考える映画の会のご案内

第18回「憲法を考える映画の会」
日時:6月13日(土)13:30~16:30
会場:東京体育館 第4会議室
(総武線千駄ヶ谷駅・地下鉄大江戸線国立競技場駅2分)
映画『井上ひさしさん 九条を語る』(18分)
映画『加藤周一さん 九条を語る』(20分)
映画『女性達にとっての日本国憲法』(46分)
※5月15日に行われた国民安保法制懇の緊急声明記者会見映像
参加費:一般800円  学生600円

 

第18回案内チラシ「憲法を語る150613(色-エグゼクティブ).pptx

映画『女性たちにとっての日本国憲法』のご紹介

女性達にとっての日本国憲法

6月13日(土)に予定されている「第18回憲法を考える映画の会」
のプログラムのひとつ、映画『女性たちにとっての日本国憲法』を紹介させていただきます。
同じ、原稿で法学館憲法研究会のホームページ内の「シネマ・DE・憲法」でも明日から紹介されます。

+++++++++++++++++++++++++++++

「日本女性は平和と進歩の指導者になって下さい」(ベアテ・シロタ・ゴードン)
「世の中を正しくしていくのは女性の役目ですね」(土井たか子)

映画『女性たちにとっての日本国憲法』

この作品は、2000年12月2日、東京で開かれたベアテ・シロタ・ゴードンと土井たか子のお二人の対談をまとめた映像です。
テーマは「日本国憲法の現在とこれから」。
ユーモア溢れる二人の対談は、社会に生きる女性たちへのヒントでいっぱいです。

それから15年、おふたりが熱い気持ちを込めて平和憲法のかけがえの無さを話したこの国の憲法は、まさに存亡の正念場を迎えるに至っています。
でもそのことは多くの国民によって実感されているでしょうか。
もういちど、これらのお話を聞き直し、もう一度いまこそ私達の日本国憲法を大切にしていかなければならないと言う気持ちを強くしていきたい、広く伝えて行きたいと思い上映会を開き、またこの場を借りてご紹介したいと思いました。

以下、この映画の中で印象に残ったお話の中から

「他の国の憲法に比べまして、紛れもない事実としてあるのは徹底した平和主義という点です。(中略)
何でこれほど徹底した平和主義というのを憲法地震がしっかり決めることになったのか、実は私は日本国憲法の「いのち」と思っているわけです。
この憲法が公布されたとき私は大学生でした。世の中はですね、先ほどベアテさんもおっしゃったけれど、この憲法に対して少なくとも私達の周囲の方々はみんな大歓迎だったのです。
とても喜んだ。
「よかった」ったってみんなで言ったんですよ。
何で喜んだっていったら、「ふたたびどんなことがあっても戦争しない」って言うこの点なんです。(中略)

どの国の憲法でも歴史を持っております。
歴史的経過があります。
その中で憲法は生まれているわけですから。
歴史的経過というものを考えてまいりますと、私は日本国憲法のとくにこの「徹底した平和主義」の中味というのは、「戦前の犯した過ちに対する猛反省」と「アジアに対して行った私達の侵略行為」をはじめとして、忘れてはならない私たちの「過去の間違った政治のやり方」に対するこれは自覚だと思うのです。

だからですね、歴史の清算というのは、これは大変に大事なことになるわけですね。」

*****************************

最後の1行、その前の平和憲法に至る経緯「いきさつ」から読んでもらって、是非「の70年目の首相談話」に活かしていただきたいものです。

第18回憲法を考える映画の会は、6月13日「九条を語る、憲法を話す」というテーマで、日本国憲法についての講演を収めた映像を見てあらためて憲法を考えようとしています。

『井上ひさしさん九条を語る』『加藤周一さん九条を語る』『女性たちにとっての日本国憲法』と言った作品を見ます。
憲法の作成に関わったベアテ・シロタ・ゴードンさんと護憲運動の担い手だった元社会党委員長の土井たか子さんはじめ、「9条の会」憲法を守る運動に関わった井上ひさしさん、加藤周一さんが熱を込めて話されています。

遺された憲法のお話にもう一度の耳を傾け、かけがえのない日本国憲法の存在意義を心に刻みつけたいと思いました。

集団的自衛権閣議決定(解釈改憲)、その法制化、さらに憲法改悪をめざす動きに対して、国民安保法制懇が異議を唱え、緊急声明(このFacebookで5月18日に紹介)を出しましたが、その時の記者会見での参加者の発言も紹介したいと準備中です。

第18回案内チラシ「憲法を語る150613(色-エグゼクティブ).pptx set
第18回「憲法を考える映画の会」
日時:6月13日(土)13:30~16:30
会場:東京体育館 第4会議室
(総武線千駄ヶ谷駅・地下鉄大江戸線国立競技場駅2分)
映画『井上ひさしさん 九条を語る』(18分)
映画『加藤周一さん 九条を語る』(20分)
映画『女性達にとっての日本国憲法』(46分)
参加費:一般800円  学生600円

ad

Comment

  1. より:

    初めまして。IWJよりたどり着きました。来月参加予定です。
    改めて 戦争を知る、考える映画の会 も必要と感じました。
    国分寺なのですね。おばあさんの知恵袋、門衛門と最近とみにご縁のある土地です。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

関連記事

51lsHl6FmmL._SL500_SL160_

書籍「漫画家たちの戦争」のご案内

書籍「漫画家たちの戦争」のご案内 昨年刊行された全集ですが、こどもたちに戦争をどう伝えるかをマンガ

記事を読む

ファルージャチラシ表面

19日上映「ファルージャ」チラシのご案内

19日上映「ファルージャ」チラシのご案内 第13回憲法を考える映画の会 7月19日(土)14時〜

記事を読む

main

「10年後の空へ」アップしました。

「10年後の空へ」アップしました。

記事を読む

第64回「憲法映画祭2022」3月2日入稿原稿オモテ

憲法映画祭2022

憲法映画祭2022   「憲法映画祭2022」(2022/4/23〜24・武

記事を読む

hyouteki_mura

上映会『標的の村』のご案内

  上映会のメンバーが「標的の村」の上映会を千葉で開催致します。憲法を考える

記事を読む

hima

死んどるヒマはない ─益永スミコ86歳

益永スミコさんは、1923年大分で生まれた。教育勅語で育ち「軍国少女」だった彼女は、助産婦と

記事を読む

cof

チルドレン・オブ・ホァンシー 遥かなる希望の道

1930年代の終わり、日中戦争の戦火が南京から黄石(ホァンシー)に迫ったことを知り、中国人孤

記事を読む

禁じられた歌声_poster_01

禁じられた歌声

禁じられた歌声 監督:アブデラマン・シサコ 2014年/フランス・モーリタニア映画/97

記事を読む

10299948_515654708538400_7715905785558336864_n

5月24日(土)第12回「憲法を考える映画の会」のご案内

第12回「憲法を考える映画の会」案内チラシが出来ました。 第12回憲法を考える映画の会

記事を読む

流血の記録 砂川1

映画「流血の記録 砂川」

流血の記録 砂川 1957年制作 日本映画(ドキュメンタリ−) 57分 亀井文夫 監督作品

記事を読む

ad

ad


第7回むのたけじ反戦塾案内チラシ2024年3月20日版
第7回むのたけじ反戦塾

第7回むのたけじ反戦塾 第7回むのたけじ反戦塾 日

第74回「サイレントフォールアウト」20240203案内チラシ2
第74回憲法を考える映画の会『サイレント・フォールアウト 乳歯が語る大陸汚染』

第74回憲法を考える映画の会『サイレント・フォールアウト 乳歯が語る大

第6回むのたけじ反戦塾案内チラシ2024年1月20日版
第6回むのたけじ反戦塾

第6回むのたけじ反戦塾 日時:2024年1月20日(土)13

第73回「流血の記録砂川」20231223チラシ(11月30日版)オモテ
第73回憲法を考える映画の会『流血の記録 砂川』

第73回憲法を考える映画の会『流血の記録 砂川』 と き:2023年

第5回むのたけじ反戦塾案内チラシ11月23日版(修正)オモテ
第5回むのたけじ反戦塾

第5回むのたけじ反戦塾 と き:2023年11月23日(木・休)

→もっと見る

PAGE TOP ↑