*

ハーツ・アンド・マインズ ベトナム戦争の真実

公開日: : アメリカの戦争, 戦争を考える, 未分類

ハーツ・アンド・マインズ ベトナム戦争の真実

これは、様々な証言や取材映像、ニュース・フィルム、戦意高揚映画のフッテージなどを駆使して“ベトナム戦争”の実像に迫り、第47回(1975)年アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した、ドキュメンタリー映画史上最高傑作の1本である。

Image

【上映情報】

▪️上映可能

▪️貸出先(配給) 有限会社 エデン 03-5355-5792 EDEN ENTERTAINMENT INC. 

 http://www.eden-entertainment.jp/company.html

   〒156-0043 東京都世田谷区松原4-8-4-210 / 4-8-4 #210,Matsubara,Setagaya-ku,Tokyo,156-0043,Japan

▪️貸出料 50,000円〜

【公式ホームページ】http://heartsandminds.eden-entertainment.jp/site/#to_top

【予告編】http://heartsandminds.eden-entertainment.jp/site/#to_top

【解説】

これは、様々な証言や取材映像、ニュース・フィルム、戦意高揚映画のフッテージなどを駆使して“ベトナム戦争”の実像に迫り、第47回(1975)年アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した、ドキュメンタリー映画史上最高傑作の1本である。

インドシナ戦争後の南北分断に端を発する戦争勃発の原因、アメリカの政治家や官僚たちのエゴイスティックな大義と、1000年以上に渡って他国の侵略を受けてきたベトナム人たちの怒り、最前線から帰還した兵士たちの生々しい証言、村を焼かれ、子供を殺されたベトナムの人々の叫び…。

なぜ、アメリカはベトナムと戦うことになったのか? そして、彼らはそこで何をしたのか? そこでの行為はどんな結果を生み、どんな影響を及ぼしたのか? 映画はアメリカ、ベト ナム、大統領から庶民まで、賛成派、反対派、戦争を体験したあらゆる層の人々の証言を積み重ね、無意味な戦争の真実を浮かび上がらせていく。

また本作は、「地獄の黙示録」や「ディア・ハンター」、「プラトーン」など、70年代後半以降に数多く製作されたハリウッドのベトナム戦争映画の傑作群にも多大な影響を与えた、映画史的にも重要な作品である。

監督はNBC、ABC、CBSといったテレビ局で数々のドキュメンタリー番組を製作してきたピーター・デイヴィス。製作にあたっては、キリスト教会の国家評議会に勤めながらベトナムに2年在住したブレノン・ジョーンズと、ニューヨーク・タイムズやタイム・マガジンで働き6年間ベトナムで暮していたトーマス・C・フォックスをコンサルタントに迎えた。

撮影を担当しているのは、『ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間』(70)のカメラマンでもあり、その後、監督となり『カントリー』(84)、『ノー・マーシイ/非情の愛』(86)、『ロード・トゥ・メンフィス』(03)などを撮ることになるリチャード・ピアース。

編集は本作の直後、75年に『カッコーの巣の上で』でアカデミー賞最優秀編集賞を受賞したのをはじめ、『リバー・ランズ・スルー・イット』 (92)、『アウトブレイク』(95)などの大作、話題作を数多く手掛けるリンジー・クリングマンとスーザン・マーティン。製作は、『イージーライダー』 (69)、『ファイブ・イージー・ピーセス』(70)、『ラスト・ショー』(71)、『天国の日々』(78)など、映画史に残る伝説的な傑作を数多く手掛 けた名プロデューサー、バート・シュナイダーである。
製作期間は1972年から2年間。製作費100万ドル(当時)をかけ、150時間分ものフィルムを使用した。

本作は74年のカンヌ国際映画祭批評家週間でワールドプレミアが行われ、大絶賛されたものの、当初、配給を行うはずだった会社が政治的報復を恐れて配給を降り、年末になってようやくワーナー・ブラザースによる配給が決まり、12月20日にロサンゼルス、ウエストウッドのUAシネマで特別上映された。

だが、 その後、ジョンソン元大統領の政策補佐官ウォルト・ロストウが自分の出演シーンの削除と、上映差し止め要求を裁判所に提出するなど、上映を妨害する行為が相次いだ。製作サイドは再編集を拒否して裁判が行われ、翌年1月22日に最高裁が一般公開を認め、1月30日に一般公開が開始された。
1975年4月5日、アカデミー賞授賞式では、プロデューサーのバート・シュナイダーが受賞のあいさつでベトナム戦争とアメリカの良心について語り始めた時、司会を務めていたハリウッド最右翼のタカ派フランク・シナトラが「アカデミー賞に政治を持ち込むな」と抗議したが、それに対してシャーリー・マクレー ンが「映画は真実を見つめて平和に貢献しなければならない」と反論し、満場の喝采を浴びた。

全米では、2001年9月11日の同時多発テロとその後のアメリカのアフガニスタンへの侵攻などを受け、本作の再評価の動きが活発化。2002年6月25 日にデジタル修復版マスターを使用したクライテリオン・コレクション版DVDが発売されてベストセラーを記録。2009年2月13日には全米劇場でのリバイバル上映が開始された。

日本では全米初公開当時は劇場公開が見送られ、1975年9月5日にNET(現テレビ朝日)が夜の11時15分からテレビ放映し大反響を巻き起こした。 1987年12月16日には、HRSフナイよりVHS版ビデオが発売されたが既に廃盤。その後、2010年6月19日から行われた“ベトナム戦争勃発から 50年 映画で見る戦争(ベトナム)の真実”と題された東京都写真美術館ホールでの企画上映において初の劇場公開が行われた。
上映用のマスターは映画科学アカデミー所蔵の35ミリ・フィルムから作成されたハイビジョン・マスターを使用したノーカット無修正完全版。2010年の公開はDVD上映だったが、今回は初のハイビジョン素材(BD)での上映となる。
本作の題名となっている“ハーツ・アンド・マインズ”という言葉は、ジョンソン大統領が行なった演説での「(ベトナムでの)最終的な勝利は、実際に向こう で暮らしているベトナム人の意欲と気質(ハ-ツ・アンド・マインズ)にかかっているだろう」という言葉から取られている。

【映画情報】

1974年 アメリカ映画

原題:HEARTS & MINDS

監督:ピーター・デイヴィス

製作:バード・シュナイダー、ピーター・デイヴィス

録音:トム・コーエン

撮影:リチャード・ピアーズ

編集: リンジー・クリングマン、スーザン・マーティン

製作補:トム・コーエン、リチャード・ピアーズ

製作:BBSプロダクション

p19j3327mvb7h1d8914l8r3bhm04 ha-tsu.and.mainzu_02 CCRhoNdUkAEwXxw Original_17722_2

 

 

 

 

ad

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

関連記事

第41回「ザ・思いやりパート2」20180224

『ザ・思いやりパート2 希望と行動編』

『ザ・思いやりパート2 希望と行動編』   チラシpdf 「第41回憲法を考える映画の

記事を読む

ザ・思いやり

ザ・思いやり

ザ・思いやり 一人のアメリカ人が米軍への“オモイヤリヨサン”の疑問に挑む 監督:リラン・バクレー

記事を読む

煙突屋ペロー

煙突屋ペロー

『煙突屋ペロー』のご紹介 貴重な戦前アニメーション

記事を読む

沈黙を破る

沈黙を破る

■パレスチナ・イスラエル問題を20年以上にわたり取材してきたフリージャーナリスト、土井敏邦が

記事を読む

banzai

アメリカばんざい Crazy as usual

格差社会の底辺から、戦場へと押し出されてゆくアメリカの若者たち・・・  米軍は「志願制

記事を読む

第36回「『テロリストは誰?』3

テロリストは誰?

テロリストは誰? 映画『テロリストは誰?』 2004年 フランク・ドリル:編集 120分

記事を読む

renkou

証言 中国人強制連行

1942年秋、東条内閣は中国人の強制連行を閣議決定。主に中国の華北地方で行われた強制連行作戦

記事を読む

onekill

One Shot One Kill

米海兵隊・ブートキャンプ(新兵訓練所)の12週間の訓練に密着した衝撃作 人は人を殺すように

記事を読む

アルマジロ

アルマジロ

映画「アルマジロ」 デンマーク映画/制作2010年/105分 監督: ヤヌス・メッツ 20

記事を読む

Hirokawa_B5_H1_N_ol

映画『広河隆一 人間の戦場』

映画『広河隆一 人間の戦場』 監督:長谷川三郎 2015年/HD/日本/98分/ドキュメンタリー

記事を読む

ad

ad


第42回憲法映画祭2018(3月11日修正原稿)オモテ
憲法映画祭2018

憲法映画祭2018 2018年4月29日(日)30日(休) 国立オ

第41回「ザ・思いやりパート2」20180224
『ザ・思いやりパート2 希望と行動編』

『ザ・思いやりパート2 希望と行動編』   チラシpdf

2018:2:7・毎日新聞夕刊
「映画で憲法を考える 歴史的事実、生き生きと」(2018/2/7・毎日新聞夕刊)

「映画で憲法を考える 歴史的事実、生き生きと」(2018/2/7・毎日

第40回「憲法を武器として」20180109
憲法を武器として 恵庭事件 知られざる50年目の真実

憲法を武器として 恵庭事件 知られざる50年目の真実 【上映

第38回「隠された爪痕」20170920
隠された爪跡 払い下げられた朝鮮人

第38回憲法を考える映画の会 と き:2017年10月14日(土)1

→もっと見る

PAGE TOP ↑