第84回憲法を考える映画の会『あの日、群馬の森で─追悼碑はなぜ取り壊されたのか─』上映会
第84回憲法を考える映画の会
『あの日、群馬の森で─追悼碑はなぜ取り壊されたのか─』上映会

第84回憲法を考える映画の会
日時:2025年 10月5日(日)13時30分〜16時30分
会場:文京区民センター3A会議室(地下鉄春日駅 2分・後楽園駅 5分)
■プログラム
13:30〜13:40 この映画について
13:40〜15:00 映画『あの日、群馬の森で』(79分)
15:00〜15:10 休憩
15:10〜16:30 トークシェア (監督、三宅美歌さん、日下部正樹さんとのお話)
■参加費:一般 1000円 若者:無料
予約、前売りなどは行っておりません。参加費は、会場でお支払い下さい。
【ドキュメンタリー映画「あの日、群馬の森で─追悼碑はなぜ取り壊されたのか─」】
この国の20年の変化を、追悼碑は静かに見ていたー。
「群馬の森」にたたずむ追悼碑が取り壊された。
それは戦時中、日本で過酷な労働を強いられた朝鮮人労働者を悼む碑だった。
20年前、碑の設置を許可した群馬県は、いまや碑の存在が「著しく公益に反する」という。
その背景に浮かび上がったのは、負の歴史を”なかったことにしたい人々“の執拗な抗議運動だった。
全国に広がる歴史修正の動き。
碑はなぜ建てられ、そして取り壊されたのか。
ひとつの追悼碑を通して日本社会の変化を見る。
(映画『あの日、群馬の森で 』案内チラシの解説より)
監督:三宅美歌 日下部正樹
撮影:背古謙司 内城悠介 関啓太 小林洋一
編集:髙橋和己
音楽:津崎栄作 大野木千夏
2025年制作/79分/TBS
【 この映画を見て考えたいこと 】
戦争への動きがざわめいていることを、多くの人が感じていることと思います。
だからこそ、戦争がどのようなものであったのか、そして「戦争をさせない」ためにどうしたら良いかを、後の世代に語り伝えようとするのだと思います。
追悼碑に刻まれた言葉「記憶 反省そして友好」。
それは、アジアの平和と友好を願う思いを刻んだものでした。
この碑が「反日的」と批判され、それに応えて、自治体がこの碑を壊してしまいました。
こうした戦争や加害の歴史の事実を消そうとする動きが各地で行われています。
平和と友好を願うことがなぜ、どうして許せないことなのでしょうか?
今回の選挙を境に、外国人を排斥しよう、分断しようという言動が、政治の場で、公然とされるようになりました。
一つの時代の変わり目のような、暗い、不安な気持ちになっている方も多いと思います。
ファシズムの台頭する段階でのナチズムの動きや、戦争への道を歩んだわが国の歴史、その中での差別・分断を押し進めた社会。 その時の人々の気持ちの動きを繰り返しているように思われます。これは私たちの未来につながる問題です。
もともとTBSの「報道特集」という番組の中で制作されたこのドキュメンタリー作品は、そうした私たちがはっきりしない形で不安に感じている今の社会の姿を考えさせてくれます。
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