自主制作・上映映画見本市
自主制作・上映映画見本市
「自主制作・上映映画見本市」
2019年4月30日 (休) 9時〜22時
文京区民センター 3A会議室
参加費 1日券・1回券共通:1000円
09:00 開場
09:30〜10:45 「死んどるヒマはない ─益永スミコ 86歳」
11:00〜12:40 「わたしの描きたいこと 絵本作家クオン・ユンドクと『花ばあば』の物語」
13:00〜15:05 「ハトは泣いている─時代の肖像─」
15:20〜16:20 「隠された爪跡 関東大震災朝鮮人虐殺記録映画」
16:35〜18:10 「OKINAWA1965」
18:25〜19:45 「『知事抹殺』の真実」
20:00〜21:25 「フクシマ2011被曝に晒された人々の記録
22:00 閉場 退出完了(予定)
9:30〜10:45
死んどるヒマはない─益永スミコ 86歳 (益永さん追悼上映)
2010年制作 74分松原明・佐々木有美監督 配給:ビデオプレス
益永スミコさんは、1923年大分で生まれた。教育勅語で育ち「軍国少女」だった彼女は、助産婦として病院に勤務していた当時、多くの兵士を戦地に送りだした。戦後は食べることに追われ、社会のことを考えるゆとりもなかったが、47歳で労働組合を作ってから本当の歴史を学び、どのように生きるかを学んだ。それは「二度と戦争をしない」を基本に平和な社会、人間が人間らしく生きられる社会を目指すことだった。人権擁護、死刑廃止、憲法9条を守る運動などに献身的にかかわる益永さんは、86歳の今もひとりで街頭に立ち人々に呼びかけている。
13:00〜15:05
ハトは泣いている─時代の肖像─
2017年制作 123分松本武顕演出 配給:「ハトは泣いている」制作委員会
「都美術館事件」=同館の彫刻作家展中、ある立体作品に添えられた現政権への批判的文言に対する右翼からの抗議と脅しを受け、館側が作品の撤去を要請。「九条俳句事件」=さいたま市の公⺠館が「梅⾬空に『九条守れ』の女性デモ」の句を「公正中立の場である公民館の意見と誤解される」と月報への掲載を拒否。二つの事件の引き金を改憲に向かう政権の意向を気遣う行政に蔓延する「忖度」と解し、両作者と支援の市民運動の1年半を追跡。「表現の自由」への横暴を直視しつつ、先の戦争の総括と歴史認識へのアプローチの必要性を問いかける。
15:20〜16:20
隠された爪跡関東大震災朝鮮人虐殺記録映画
1983年制作 58分呉充功監督 配給:呉充功
1923年9月1日マグニチュード7.9の大地震が、関東地方をおそった。死者10万人にもおよぶ関東大震災である。
この時、6500名以上の朝鮮人が軍隊、警察、そして日本の民衆の手によって殺されていることはあまり知られていない。そのうえ、今なお遺骨が埋められている事実があった。1982年9月、東京の荒川河川敷で地元の古老の証言をもとに、遺骨の発掘作業が始まった。映画学校に通う朝鮮と日本の若者たちがカメラを持って駆けつけた。多くの証言が真実を語る。この映画は隠されてきた歴史の爪跡を明らかにする貴重な記録映画である。
16:35〜18:10
OKINAWA1965
2017年制作 95分都鳥伸也監督配給:ロングラン映像メディア事業部
1965年、米軍占領下の沖縄。本土復帰を求める祖国復帰行進のさなか、報道写真家の嬉野京子さんによって、1枚の写真が撮られた。幼い少女が無残にも米軍のトラックに轢殺された当時の沖縄の縮図とも言える写真だ。アジア・太平洋戦争末期、凄惨な地上戦で多くの犠牲を払った沖縄には、戦後も安寧が訪れることはなかった。県民の土地は、武力によって米軍に強奪され、そこに戦争のための基地が作られた。駐留する米兵の起こした事件は、さらに人々を傷つけた。沖縄の住民たちは立ち上がり、ついに本土復帰が果たされた。しかし“基地のない平和な沖縄に”という願いは未だ叶っていない。
18:25〜19:45
「知事抹殺」の真実
2016年制作 80分安孫子亘監督配給:ドキュメンタリー映画 「『知事抹殺』の真実」 製作委員会
前代未聞の空虚な有罪判決。2006年9月、5期18年にわたり、県民とともにに福島県を築いてきた佐藤栄佐久知事は、何者かが作り上げた「謎の収賄事件」により突然辞任を強いられる。裁判の過程で明らかになっていく事実、調書の矛盾。 裁判所は、知事に利益を得る認識が無く収賄額は0円、という前代未聞の有罪判決を出す。検察の主張の前提は全て崩れ、一体何の罪で有罪になったのか。報道は操作され、ゆがんだ情報に国民が惑わされていた。どうしても、佐藤栄佐久を政界から抹殺したかったわけとは? なぜ、原発に近づくものが消えていくのか。
20:00〜21:25
フクシマ2011 被曝に晒された人々の記録
2012年制作 85分 稲塚秀孝監督配給:タキオンジャパン
2011年3月11日の東日本大震災により発生した福島第一原子力発電所の事故で、放射線にさらされた人々の姿を追ったドキュメンタリー。福島県相馬市、飯舘村を中心に,被曝に晒された人びとをとり続けた。放射能汚染に向き合って暮らす人々。家族や地域の絆が断ち切られていく中、街の再生・復興に挑み続ける。あふれ出る怒り、むなしさ、そしてわずかな喜び、真摯に生きる人々を追った。
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