首相官邸の前で
映画「首相官邸の前で」
『首相官邸の前で』は,2011年の福島原発事故以降、2012年に大きな盛り上がりを 見せた脱原発、原発政策に抗議する集会、デモの直接行動の記録です。
その動きは、秘密保護法反対運動、集 団的自衛権行使容認反対の運動、安保法制反対運動と、それらを強行しようとする安倍政権に対して、国会包囲 や全国各地での抗議運動としてつながり拡がっていきました。
そうした中で、「民主主義って何だ?」「これだ!」と市民の運動こそが民主主義の基本を再認識するものと考えられ始めました。
これからこうした運動、行動がどのように確かなものになって拡がっていくかを考える上でも、今の時期に、いま進行中の市民運動を描いたこの映画の上映会をやって考えたいと思いました。
いろいろな見方のできる映画だと思う。 見た後で、隣の人と、率直な感想を話しあってほしい。 映画に意味を与えるのは観客であり、 その集合体としての社会である。 そこから、あなたにとって、また社会にとって、 新しいことが生まれるはずだ。小熊英二
2012 年夏、東京。約 20 万の人びとが、首相官邸前を埋めた。 NYの「ウォール街占拠」の翌年、香港の「雨傘革命」の2年前のことだった。 しかしこの運動は、その全貌が報道されることも、世界に知られることもなかっ た。人びとが集まったのは、福島第一原発事故後の、原発政策に抗議するた
めだった。事故前はまったく別々の立場にいた 8 人が、危機と変転を経て、やがて首相官邸前という一つの場につ どう。彼らに唯一共通していた言葉は、「脱原発」と「民主主義の危機」だった—―—―。 はたして、民主主義の再建は可能なのか。
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