「ぶっとばせ弾圧!」7.12新宿デモ」のご案内
「ぶっとばせ弾圧!」7.12新宿デモ」のご案内
日時:2014年7月12日(土)16時:新宿アルタ前広場集合・アピール17時デモ出発
アルタ前ではさまざまな弾圧の当事者や支援者がアピールします。(チラシ裏面参照)
デモは新宿繁華街の中心部を練り歩きます。
主催7.12反弾圧デモ実行委員会
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【連絡先:救援連絡センター】
個人的な感想ですが、チラシの連絡先の「救援連絡センターTEL03-3591-1301」を見て懐かしさを感じました。
この電話番号はかつて「獄入り意味多い(ゴクイリイミオオイ)」と教わった番号のままなのではなのかな、と思ったからです。デモに参加して、もし逮捕されるようなことになったら、この電話番号を取り調べの警察官に伝えて後は黙秘するように」と教えられたのです。「あとは救援連絡センターの弁護士が対応し、不当逮捕によるでっち上げの起訴をさせないようにする」とデモの前の集会で説明されました。
43年くらいのことです。
といっても、過激なデモに参加していたわけではありません。ベ平連のデモとか市民主体のデモです。あの頃もそうした比較的おだやかなデモであっても、不当な逮捕があり、そうした注意が参加者に呼びかけられていたんだと思います。
【感激・愕然・憤り】
そして今回、「集団的自衛権行使容認反対」官邸前集会で配られていたこのビラを見て、40年以上、この救援連絡センターの地道な活動が市民運動を支えてきたんだ、と感激すると共に、とくにチラシ裏面を見て40年前以上に、市民がデモをする、直接行動によって意見を述べる、訴えるアピールすることに対して権力が弾圧を加えたり、不当逮捕されないまでも参加者に圧力を加えていることに憤りを感じました。
そしていま「秘密保護法」が実施される中で、その危険がますますエスカレートしていくことがおおいに察せられます。
映画『標的の村』に描かれたスタップ訴訟(裁判)が示すように「座り込み」という反対のための最後の抗議の手段に対しても国は裁判の被告にしてそれを見せしめのようにして権力の行使に異議を唱える市民に対して抑えつけています。
チラシ裏面を見ても「6)警察官の暴行で次々殺されている。「保護房」を無くそう!」に書かれていることを読んでも、こんなことが行われていることを知らないでいたことに震撼とさせられ、これが不当逮捕と結びつくと、戦前の特高警察の小林多喜二虐殺と全く同じではないか、と遠い過去にいた亡霊がすぐ目の前に表れたような思いがしました。
【安倍政権のねらいとその実現によって】
安倍政権成立以来そうした思いばかりさせられ、それが自分の「思い」や「危惧」だけで無く着々と現実のものになるように進められています。暗然とします。ますます安倍さんは、戦後の長い間国民や市民が積み上げかち得てきた権利とそれの支えになってきた憲法を壊し、戦前に回帰し、権力の思いのままの政治、社会をつくり出したいと思い、詭弁を弄して実行していると感じますし、次々押し切られているのが現実です。
でも、国会で多数を占め、反対するものの弱みを握り、メディアを思い通りに抑え、不都合なことを知らしめまいとして、そこそこに成功している安倍さんの先に何があるのか。彼らはその何ら論理の無さ(破綻する以前です、もともとない)ことが明らかになり、流れが変わることを恐れるから、市民の直接行動が拡大するのを恐れ、このような弾圧や規制、圧力をかけさせまいとする行為を繰り返すのだと思います。
【私たちになお残されているのは】
私たちは、ほぼ最後の手段として直接行動からはじめて、伝えて、拡げて、、力にすることだ、とこのチラシ一枚に、救援連絡センターの変わらない活動に力づけられました。S.H.
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