憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (15) 長編記録映画『こんばんは』
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (15)
長編記録映画『こんばんは』
初出2004年8月30日掲載 H.T.記
映画の舞台は東京都墨田区立文花中学校の夜間学級。
山田洋次監督の映画『学校』のモデルの一人でもある見城慶和先生らが教壇に立っている。
そこには様々な理由で『普通に学ぶ機会』を得られなかった17歳から92歳まで、8か国80名の生徒たちが学んでいる。
進度別に普通学級と日本語学級に分かれ、理解するまで皆で教え合う。
年齢間の交流、教師と生徒の温かい人間関係、そして受験競争のための勉学ではなく、生きるために学ぶ真摯な姿。
現在の教育では見失われている、学ぶ喜びが溢れている。
1年近く教室に同席して生徒、先生方と交流を重ね、理解と支持を得てからカメラが教室に持ち込まれた。
夜間中学に学び、卒業した人達と共に作られた映画。
(注) 夜間中学
夜間中学は、戦後まもないころ、家の手伝いをしたり、働きに出されたりして昼間の学校に通えなかった子どもたちのために開設された。
当時は学齢の生徒がほとんどだったが、現在は様々な事情で「教育」を受けられなかった人々(義務教育を終えられなかった人、十分に勉強ができなかった人、日本語を学びたい人たちなど)が、年齢・国籍に関係なく学んでいる。
【制作】 2003年
【監督】 森康行
【プロデューサー】 中橋真紀人
【映画に参加して下さった方々】 墨田区立文花中学校夜間学級の生徒・教職員の皆さん
【ナレーション】 倍賞 千恵子
【上映】 ポレポレ東中野、福岡市中央市民センターホール(いずれも2004年9月11日よりロードショー) 広島映画センター(2004年9月12日) 取手市民会館(2004年9月26日)
※キネマ旬報ベストテン 文化映画1位
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