憲法映画祭2024
憲法映画祭2024
「憲法映画祭2024」(第75回憲法を考える映画の会)
と き:2024年4月29日(月・休)10:30〜19:30(開場10:00)
ところ:武蔵野公会堂ホール(中央線・井の頭線吉祥寺駅南口2分)武蔵野市吉祥寺南町1-6-22 0422-46-5121
プログラム:
10:20 開会(プログラムの説明)
10:30~12:10 『ヤジと民主主義劇場拡大版』(100分)
12:10〜13:00 昼休み
13:00~13:40 『しではら』(40分)
13:40〜13:50 『戦争のつくりかた』8分
休憩10分
14:00〜15:30 『荒野で希望の灯をともす』(88分)
休憩10分
15:40~17:00 『島で生きる』(80分)
17:00〜17:20 湯本雅典監督トーク
休憩20分
17:40~19:00 『サイレント・フォールアウト』(81分)
19:00〜19:20 伊東英朗監督トーク
19:30 閉会予定
参加費:1日券 : 2500円学生・若者 : 1500円 1回券:1000円学生・若者 : 500円
「しではら」「戦争のつくりかた」「荒野に希望の灯をともす」は3作品で1回券になります。
予約不要でどなたでも参加できます。
「憲法映画祭2024」案内プレスシートpdfダウンロードはこちらから
「憲法映画祭2024」手元資料pdfダウンロードはこちらから
【上映作品解説】
『ヤジと民主主義 劇場拡大版』
(100分/2023年/山崎裕侍監督作品)
ヤジ排除から見えてくる警察組織の法的根拠のない権力行使の問題、それを監視すべきメディア、ジャーナリズムの弱体化、そしてそもそも自由にものを言うという全ての人に与えられた権利が、安倍元首相の死亡事件をきっかけに加速度的に萎縮してしまうのではないか?という不安などさまざまな側面が本作には盛り込まれている。
これはもはや、ある選挙の応援演説中に起きたいち騒動ではない。この社会で生活していく全ての人、あなた自身に関わってくる問題だ。
『しではら かどま市が生んだ日本の総理』
(40分/2023年/齊藤勝監督作品)
1872年、門真市で生まれた幣原喜重郎は、戦前は外務大臣として軍縮と国際協調の「幣原外交」を進めるも、軍部からは「軟弱外交」と非難され一度政界を退く。
しかし、戦後、幣原は首相として政界に復帰。GHQの元帥マッカーサーと会談し、幣原から平和主義の重要性・戦争放棄などを主張し、日本国憲法の草案にその考えが反映されることとなった。
彼のそうした考え方には、彼が戦前から取り組んできた「国際軍縮会議」で得た「国際協調」による平和主義の思想があった。
『戦争のつくりかた What Happens Before War』
(8分/2015年/アニメーションプロジェクトNOddIN制作)
私たち日本に住む国民は、約80年、直接には戦争を経験していない国の中で生きてきました。
しかしこのまま行けば、次の世代が戦争を経験することになってしまうかもしれません。
戦争を知らない世代が、自分たちの都合や責任感の無さによって、次の世代に戦争を押し付けてしまうことになるかもしれないのです。
映像作家など40人のクリエイターが反戦への思いを込め、力をあわせて完成したアニメーションです。
(8分/2015年/アニメーションプロジェクトNOddIN制作)
『荒野に希望の灯をともす 医師・中村哲現地活動35年の軌跡』
(88分/2021年/谷津賢二監督作品)
アフガニスタンとパキスタンで35年にわたり、病や戦乱、そして干ばつに苦しむ人々に寄り添いながら命を救い、生きる手助けをしてきた医師・中村哲。
その長さだけでなく、支援の姿勢がまったくぶれることなく、一貫していたこと。
その行動の根本には「真の信頼は非武装から生まれる」という「日本国憲法」の精神があった。
中村医師は人々から信頼され、愛されてきた。今、アフガニスタンに建設した用水路群の水が、かつての干ばつの大地を、恵み豊かな緑野に変え、65万人の命を支えている。
『ミサイル基地がやってきた 島で生きる』
(82分/2024年/湯本雅典監督作品)
2023年3月、沖縄石垣島では陸上自衛隊ミサイル基地が完成。住民投票を求める石垣市有権者による自衛隊配備の賛否を問う住民投票条例請求署名は、有権者の3分の1以上に当たる14263筆が集まった。
しかし石垣市は未だに住民投票を実施していない。
「住民投票を求める会」は、裁判で闘い続けている、署名をしてくれた人たちに応えるために。
住民投票を求める若者たち、農民兼市議会議員漁師などの基地に対する人々の思いを丹念に紡ぐ。
『サイレント・フォールアウト乳歯が語る大陸汚染』
(80分/2023年/伊東英朗監督作品)
1951年からアメリカ国内で始まった核実験は928回に及んだ。核実験によって生れた膨大な量の放射性物質は、アメリカ各地に運ばれ、地上を汚染し続けた。
アメリカ原子力委員会は、放射性物質が全米の牛乳を強く汚染していることを把握していたが、国民に知らせなかった。
1950年代半、大陸が放射能汚染していることを国民は徐々に知ることなり、とくに放射能汚染の影響が強いとされるセントルイスで女性を中心とした大きな動きが生まれる。「乳歯調査」と呼ばれる市民運動だった。
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