憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (48) 『ベアテの贈りもの』
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (48)
『ベアテの贈りもの』
(初出2005年4月25日掲載)

ベアテ・シロタ・ゴードンというアメリカの女性は日本国憲法の草案に「男女平等」の文言を加えた。
この映画では、男女平等が規定された日本国憲法第24条のもとで、戦後日本の女性たちがどう歩んできたかが検証されている。
今日の改憲論議ではこの24条もその対象となってきており、あらためて男女平等の規定の意義を見つめ直したい。
藤原智子監督
2004年/日本映画/ドキュメンタリー
カラー/35mm/ヴィスタサイズ
上映時間1時間32分
製作:「ベアテの贈りもの」製作委員会
㈱日本映画新社
企画:赤松良子/岩田喜美枝/落合良
製作:大和史明
*こちらもご覧ください。
憲法を考える映画『ベアテの贈りもの』 http://kenpou-eiga.com/?p=91
日本国憲法(1946年11月3日公布)に、第14条「法の下の平等」と、第24条「家庭生活における両性の平等」を草案したベアテ・シロタ・ゴードンの功績、それを受けて活動展開を進める日本女性たち、変化する日本社会、そして今後を問うドキュメンタリー。
このドキュメンタリー映画は、ベアテ・シロタ・ゴードンがピアニストの亡き父レオ・シロタのレコードを保有する岩手県のあらえびす記念館を訪ねるところから始まる。
ベアテ・シロタ・ゴードンこそが、男女平等を定めた日本国憲法第24条の生みの親だった。昭和初期の日本で、彼女は、日本女性たちの抑圧された状況を目のあたりにして育ち、大学は単独で 米国へ、卒業後はタイム誌の外国部リサーチャーとなった。1945年8月、第二次世界大戦が終わり、彼女は1945年12月、GHQ民間人要員として日本 へ赴任、大戦中、音信不通だった両親と会えた。そして1946年、六ヶ国語をこなす彼女は、日本国憲法草案委員として弱冠22歳で、歴史的に重要な法案を起草した。
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