憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (246) 「シリーズ戦争と女性」
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (246)
「シリーズ戦争と女性」
(初出2008年6月9日掲載・蓼沼紘明 記)
(註)下記解説中の「シリーズ 戦争と女性」の特集上映は2008年に行われた者です。
写真はポスター、チラシが見つからなかったので、上映される4つの作品を併せて配置させていただきました。
「シリーズ戦争と女性」と題して、主に女性の視点から戦争を描いた4本の映画が京都で上映されますのでご案内します。
(法学館憲法研究所事務局)
◆上映作品
『さよなら、いつか分かること』6月7日(土)~20日(金)
ホームセンターで働くスタンレーの妻は、兵士としてイラクに赴任している。2人の幼い娘たちと上手くコミュニケーションが取れず、ぎこちない生活を送っていたある日、彼の元に妻が死亡したとの報せが届く。娘たちに事実を言い出すことができず途方に暮れたスタンレーは、衝動的に2人を旅行に連れて行き……。ジョン・キューザックが主人公を好演するほか、クリント・イーストウッドが自身の監督作以外で初めて音楽を提供している。
2007年製作/85分/アメリカ
原題または英題:Grace is Gone
配給:ザナドゥー
劇場公開日:2008年4月26日(映画.comより)
パレスチナ映画『Women in Struggle -目線-』6月21日(土)~27日(金)
あらすじ・ストーリー イスラエルに占領された祖国パレスチナの解放運動に参与した女性は、投獄され耐え難い仕打ちを受けさせられる。出所後も獄中生活の辛い記憶は彼女らを捕らえ続けてしまうのであった…。
解説 パレスチナをテーマにした作品を撮り続けるブサイナ・ホリー監督の初の長編ドキュメンタリー。パレスチナの独立を目指し、闘いに身を置き投獄された女性達の様々な“Struggle(闘い)“を描く。自らが監督・制作・撮影も行ったという意欲作だ。(映画ナタリーより)
『ひめゆり』6月28日(土)~7月4日(金)
私が撮影を始めた1994年、ひめゆり学徒隊の生存者の皆さんは60代でした。戦争体験を語らない、いや、語れないまま戦後を生きてきたひめゆりの生存者の皆さん―――戦争で失くした友への想いを抱えながら戦後を生きてきた生存者たちは、60歳を迎える頃になってようやく、「体験を語り平和の大切さを次の世代に伝えることが、亡くなった学友への鎮魂になる」と考えるようになります。戦後40年余り経った1989年に、ひめゆり平和祈念資料館を建設、開館の5年後、偶然のことから、私はその体験を証言として記録することになったのです。
学徒隊の生存者の多くは、あの世に旅立たれました。しかしその体験を語った言葉は、今も映像に残り、普遍性を持っています。語られている内容は悲惨ですが、次の世代に伝えたいという彼女たちの想いは、あやまちを乗り越え未来を創っていく希望さえ感じさせるものです。
映画の公開から20年目。今年も、ひめゆりの生存者の言葉を届けていきます。監督 柴田昌平
(公式ホームページより)
韓国映画『ナヌムの家』7月5日(土)~11日(金)
旧日本軍の従軍慰安婦として戦中戦後を通じて辛酸をなめつくした韓国女性たちの現在を見つめるドキュメンタリー映画。製作・監督はこれまで女性の搾取の問題を取り上げたビデオ作品を製作してきた若手女流ドキュメンタリー作家のビョン・ヨンジュで、これが初の長編映画作品になる。また韓国で初めて劇場で商業公開されたドキュメンタリー映画でもある。台本はミョン・ドジョン、撮影はキム・ヨンテク、音楽はオー・ユンスクとチョン・ビョンヒ、編集はパク・ゴクジ、録音はイ・ヨンギルがそれぞれ担当。本作はソウル市内にある“ナヌム(分かちあい)の家“と呼ばれる、仏教団体の支援で設立された暮す六人の元慰安婦の老女たちの姿を追う。彼女たちの生活や日常的な呟きに焦点をしぼり、戦争犯罪の告発よりも苦しみを背負って生き長らえねばならなかった女たちの悲しみを浮かび上がらせていく構成となっている。一部は中国の武漢にあった慰安所の近くに終戦後も取り残された元慰安婦のインタビューにあてられ、旧日本軍による性的虐待の実態が赤裸々に語られる。映画はそのあと再び韓国に戻り、老女たちの日常を描きだして静かに終わる。1995年山形国際ドキュメンタリー映画祭で、アジア映画部門のグランプリである小川紳介賞を受賞。
1995年製作/98分/韓国
原題または英題:The Murmuring
配給:パンドラ
劇場公開日:1996年4月27日 (映画.comより)
ad
関連記事
-
-
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (97) 「憲法週間の映画案内」
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (97) 「憲法週間の映画案内」 (初出2006年4月17
-
-
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法>(258) 映画『武器なき闘い』
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法>(258) 映画『武器なき闘い』 (初出2008年8月25日
-
-
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (77) 上映会「軍事依存の果て」
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (77) 上映会「軍事依存の果て」 (初出2005年11月
-
-
第19回空想の森映画祭
「第19回空想の森映画祭」のご案内 日時:9月13日(土)14日(日)15日(祝) 会場新得
-
-
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (113) 『バルトの楽園』
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (113) 『バルトの楽園』 (初出2006年7月10日掲
-
-
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (121) 『二十四の瞳』(8月15日テレビ放送)
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (121) 映画『二十四の瞳』(8月15日テレビ放送) (
-
-
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (212) 「八王子平和映画祭」
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (212) 「八王子平和映画祭」 (初出2007年11月1
-
-
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (146) 『明日へのチケット』
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (146) 『明日へのチケット』 (初出2006年11月2
-
-
第1回 憲法を考える映画の会@国分寺『荒野に希望の灯をともす〜医師・中村哲 現地活動35年の軌跡〜』
第1回 憲法を考える映画の会@国分寺 「中村哲さんと日本国憲法を考える」 『荒野に希望の灯をとも
-
-
第77回憲法を考える映画の会『生きていてよかった』『千羽鶴』
第77回憲法を考える映画の会『生きていてよかった』『千羽鶴』 日時:2024年8月11日(

