憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (145) 『ALWAYS 三丁目の夕日』
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (144)
『ALWAYS 三丁目の夕日』
(初出2006年11月27日掲載・H.O.さん記)

昭和33年=1958年、東京の下町に集団就職で上京して来た少女、自動車修理工場を経営する家族、
駄菓子屋を営む小説家、身寄りのない少年、等々の喜怒哀楽が描かれた映画です。
中高年者には大変懐かしく感じる場面が連続します。
1958年とはどのような時代だったのでしょうか。
それは、日本社会が第二次世界大戦後の貧しい生活から脱し、経済成長が進む時期でした。
映画では東京タワーの建設がすすみ、テレビの出現に人々が歓声を上げるシーンなどがそのことを示しています。
一方で身寄りのない少年の存在など、なお人々の生活の困難さも残っていました。
それは今日の社会とどのように違うのでしょうか。
人それぞれの感じ方があると思いますが、今日に比べて当時は、仕事に対しても生活に対しても人々がひたむきだったように思います。
国民皆が自分なりの価値観を持って日々の生活を精一杯生きていたように思います。
1952年にサンフランシスコ平和条約によって日本の独立が回復すると、やがて1955年には保守合同によって自民党が誕生し、
早速憲法「改正」が叫ばれました、
当時の人々はそれを許しませんでした。
この映画はそのような時期の話しです。
このようなことも意識して観てみるのも良いのではないでしょうか。
法学館憲法研究所が製作に協力して出来上がったドキュメンタリー映画「戦争をしない国 日本」でも
1950年の人々のたたかいや政府の動向などの貴重な映像を観ることができます。
こちらもご覧いただきたいと思います。
製作:2005年
上映時間:133分
監督:山崎貴
出演:吉岡秀隆 、堤真一 、小雪 、堀北真希 、三浦友和 、もたいまさこ、ほか
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