憲法情報Now<シネマ・DE・憲法>(271) 連続上映会『中国映画の全貌』
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法>(271)
連続上映会『中国映画の全貌』
(初出2008年11月3日掲載・蓼沼紘明 記)
(註)下記の解説中の映画特集の案内は、この記事が掲載された2008年当時のものです。
2008年にどのような映画特集が企画され、どのような映画作品が出品されていたかという視点でご覧になってください。
1990年から始まった「中国映画の全貌」は今年で9回目を迎えました。10月中旬から12月19日までの2か月間に渡って東京・新宿で開催されています。今年は、新作の2本を含めて69本もの多数の作品が観られます。中国では新しい映画作家が多数登場し、旺盛な創作活動を行っています。中国が抱える現実に迫る問題意識が感じられます。
新世代の作品では文化大革命下の中学生をとらえた『胡同のひまわり』(「シネマDE憲法」で紹介)、『青い凧』、『赤いコーリャン』などが上映されます。
少数民族が置かれた厳しい現実を題材にした作品も多数あります。モンゴル民族に関する『トゥヤーの結婚』(「シネマDE憲法」で紹介)、雲南省のイ族を扱った『雲南の花嫁』などです。
中国4000年の歴史を学ぶ作品は『墨攻』(「シネマDE憲法」で紹介)、『阿片戦争』など。
他に、「シネマDE憲法」で扱った作品では、残留孤児を描いた『乳泉村の子』、文化大革命を描いた『孔雀 我が家の風景』が上映されます。
但し、ご紹介済みの『長江哀歌』のように、格差拡大など政府の施策をさりげなく批判し、中国国内で上映禁止になった作品などが含まれていない現状があります。
新作の『草原の女』は、内モンゴルのゾルというパオで息子と暮らす女性の恋と、厳しい自然の中で辛い生活を強く生き抜く姿が胸を打ちます。
もう1本の新作は『パテシェの恋』は香港の作品。イタリアンレストランのウェイトレスのラブ・ストーリーです。
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