憲法情報Now<シネマ・DE・憲法>(283) 映画『蟹工船』
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法>(283)
映画『蟹工船』
(初出2009年1月19日掲載・H.O.さん記)
カムチャッカ沖での蟹漁の船の乗組員たちが過酷な労働を強いられ、団結して船の責任者に要求を突きつけていった様子がえがかれた映画です。
近代憲法は市民の自由と人権を謳うものでしたが、それは当初資本家に労働者を酷使する自由を保障するものでもありました。20世紀に入り、憲法で労働者の諸権利が確立していくことになりましたが、そこには労働者の血みどろのたたかいがありました。
法学館憲法研究所双書『世界史の中の憲法』で著者・浦部法穂教授は憲法の発展の歴史を解明しましたが、実際の労働者のたたかいをリアルにえがく映画として多くの人々に観てもらいたい作品です。
労働者が酷使されている状況は決して過去のことではなく、まさに今日的問題でもあります。
【映画情報】
1953年製作。
109分。
原作:小林多喜二
製作:現代ぷろだくしょん
監督・脚本:山村聰
音楽:伊福部昭
キャスト:山村聡、日高澄子、森雅之、森川信、中原早苗、花澤徳衛
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