憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (138) 『えんどうの花』
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (138)
『えんどうの花』
(初出2006年10月30日掲載・H.T.さん記)
沖縄音楽の父、あるいは沖縄のフォスターと呼ばれる、現沖縄県石垣市出身の作曲家、教育者だった宮良長包(みやら・ちょうほう)(1883~1939年)を描いたドキュメンタリードラマです。
宮良長包は、まだ沖縄音楽が日本で市民権を得ていない大正、昭和の初めに、故郷の民謡、メロディを用いて多くの優れた曲を残しました。
童謡「えんどうの花」は代表作です。
他に、島唄で有名な「安里屋ユンタ」、「なんた浜」「汗水節(あしみじぶし)」などがあります。
「音楽の民衆化、音楽の郷土化」を懐き、沖縄全県各地で音楽行脚も展開しました。
師範学校を卒業した宮良はふるさとの小学校の教師になり、沖縄の方言で民謡を歌って教えました。
沖縄の本土化のため、学校では方言は使わないように教育されていた頃の話です。
「教育は心である」「心豊かな感性を育てるにはすばらしい民謡を捨ててはならない」という教育者としての信念にもとづく行動でした。
軍国主義へと向かう暗い時代に、いつも生徒にやさしく接していた彼には、「ニコポン先生」というあだながつきました。
いつも笑顔でニコッとして、「やあ」と肩をポンと叩いてくれたとのことです。
御万人(うまんちゅ=沖縄の人々)の心をとらえている宮良長包の生誕120周年を記念してつくられた映画「えんどうの花」は、
日本中の人々に親しまれるのではないでしょうか。
【映画情報】
制作:2006年 日本
監督:本永良夫
時間:90分
主演:池田卓
上映館:2006/11/8(水)東京なかのZERO小ホール
2006/11/10(金)沖縄県うるま市民芸術劇場
2006/11/11(土)東京かつしかシンフォニーヒルズ /沖縄県石川会館
2006/11/23(木)大阪市立鶴見区民センター大ホール
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