憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (29) 『エネミー・オブ・アメリカ
憲法情報Now<シネマ・DE・憲法> (29)
『エネミー・オブ・アメリカ』
(初出2004年11月22日掲載 R.S.さん記)
ウィル・スミス演じるディーンは優秀な弁護士。
ある日、一本のビデオ・テープを偶然受け取ったことにより、幸せな生活が一転、国家安全保障局(NSA)から追われることになる。
そのテープには、NSAに出向中の行政官レイノルズが、「テロ」防止法案をめぐって対立する下院議員を謀殺している場面が写っていた。
高度に技術が発達した情報化社会のなか、知らない間にプライバシーを次々と侵害され、ディーンの日常の行動は偵察衛星により監視される。
追い詰められてゆくディーンには、わけがわからない。
情報入手のために、高度な技術をもって尽くされる様々な手段。
本編では、それらが一個人の私利私欲のために、つまり本来の目的外のところで使われたという設定だが、国家機関が「国家のため」と秘密裏に判断しても同じことが起こりうる。
現在、アメリカでは愛国者法が施行され、個人に関するプライベートな情報を適法に収集できるようになった。
図書館で借りた本、クレジットカードなどの個人の信用情報。現実の世界に置き換えて、ありえそうな話だと思えてしまうところが怖い。
| 【原題】Enemy Of The State 【制作】1998年 アメリカ 【監督】Tony Scott トニー・スコット 【主演】Will Smith ウィル・スミス 【配給】ブエナビスタ インターナショナル ジャパン |
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